

バニレキプフェルン (Vanillekipferl)
オーストリアやドイツ、ハンガリーなどで親しまれているクリスマスクッキー。クリスマス前の4週間「アドヴェント」(待降節)に食べる習慣があり、粉砂糖をまぶしたり、チョコレートに浸したりしていただきます。
その歴史は1683年の第二次ウィーン包囲でオーストリア軍がトルコ軍を打ち負かしたことを祝って作られたというのが通説とされています。一方で、それ以前からバニレキプフェルンは存在していたという主張もあり、詳細は明らかにされていません。

リンツァーアウゲン (Linzer Augen)
クリスマスの時期に親しまれているオーストリアのクッキー。フサスグリと呼ばれる果実のジャムを挟んだお菓子で、上から粉砂糖がかけられているのが一般的です。円形や花形、星形など様々な形のものがあります。

リンツァートルテ (Linzertorte)
オーバーエスターライヒ州の州都・リンツ発祥のお菓子。アーモンドパウダーやシナモン、クローブなどから作られる生地にレッドカラント(赤スグリ)ジャムを載せて焼き上げます。
リンツァートルテの原型となったのは「リンツァー・マッセ」と呼ばれるお菓子で、これは世界最古のトルテともいわれています。日常的に親しまれているケーキですが、クリスマスの時期に食べる習慣もあるそうです。
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