

スパイスドビーフ (Spiced Beef)、アイルランド
アイルランドのクリスマスの定番料理。主にアイルランド南部・コークで親しまれている肉料理で、スパイス漬けにした牛肉を水やギネスなどで煮たり、蒸したり、焼いたりして作られます。その歴史は数世紀前に遡るとされており、当時は食材の保存手段としてこのような味付けがされていたそうです。
かつてはイギリスやウェールズでも親しまれていた料理であり、19世紀に書かれたイギリスのレシピ本にも記録が残されています。

ガパマ (Ghapama)、アルメニア
アルメニアのかぼちゃ料理。種とワタを取り除いたかぼちゃの中に炊いた米やアーモンド、りんご、アプリコット、ナツメヤシ、プルーン、レーズンなどを詰め、焼き上げます。特にクリスマス~新年の時期に親しまれている料理です。

ヴァレニキ (Varenyky)、ウクライナ
ウクライナの代表的な料理。小麦粉を練った生地に肉類やじゃがいも、キャベツ、チーズなど様々な具材を包み茹でたもので、ウクライナの朝食やクリスマスの定番料理として親しまれています。
スイーツ系のヴァレニキにはサクランボやブルーベリー、いちごなどがあり、サワークリームと粉砂糖と一緒にいただきます。

ショットブッラル (Köttbullar)、スウェーデン
スウェーデンのミートボール。国民食として親しまれている料理で、ブラウンソースやコケモモジャム(リンゴンベリージャム)、マッシュポテトなどと一緒に食べるのが一般的です。
各家庭でそれぞれのレシピが存在するともいわれており、使用する肉(牛・豚・子羊・ヘラジカ)やスパイスの種類、合わせるソースなどが多種多様です。日常的に親しまれている料理ですが、スウェーデンのクリスマス「ユール」の際にも食べる習慣があります。

ヴァイナハツガンズ (Weihnachtsgans)、ドイツ
ドイツのクリスマスや聖マルティン祭に欠かせない肉料理。中にプルーンやリンゴ、栗などが詰められたガチョウを丸焼きにしたもので、赤キャベツやケール、じゃがいもの団子などの付け合わせが添えられていることが一般的です。
RECOMMENDED POST
[blogcard url=”https://worldvoyage.site/christmas-dessert-around-the-world”]