コシャリ (Kushari)
パスタやレンズ豆、ひよこ豆などに揚げた玉ねぎとトマト(トマトソース)をかけた料理。19世紀頃のイギリス統治時代、イタリアやインド料理の要素が混ざって生まれました。当時は肉体労働に従事する人々の間で食されていましたが、現在は職種や階層に関わらず多くの人々に親しまれています。
ターメイヤ (Taameya)
エジプトのストリートフードとして親しまれるそら豆のコロッケ。その起源は諸説ありますが、コプト教徒(キリスト教の一派)が、肉食を断たなければならない四旬節の期間でも食べられる料理として生み出したのがはじまりといわれています。
そのまま食べることはもちろんのこと、平たいピタパンに挟み、「タヒーナ」(白ごまペーストのソース)をかけてサンドイッチとして食べることもあります。
フール・メダンメス (Ful Medames)
エジプトの朝食の定番の一つ。じっくり煮込んだ乾燥そら豆に、オリーブオイルやレモン果汁などを加えて作られます。街中の露店でも供されている料理で、中が空洞になっている平たいパン「アエーシ」と一緒に購入して、朝食に食べることが多いそうです。
モロヘイヤスープ (Mulukhiyah)
チキンスープに細かく刻んだモロヘイヤやニンニク、コリアンダーなどが入ったエジプトのスープ。白米またはパンと一緒に供されるのが一般的です。モロヘイヤは、古代エジプト時代から栽培されていたと考えられており、その名称はアラビア語で王族を意味する「ムルキア(Mulukia)」に由来します。
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