

バンガーズ & マッシュ (Bangers and Mash)
イギリスの伝統的な料理。マッシュポテトとソーセージにグレービーソースがかかったもので、ブリテン諸島で広く親しまれています。“バンガーズ(爆竹)”は、戦時中の肉不足で、水分が多く含まれた安価なソーセージが作られ、調理時によく破裂したことに由来します。

ヨークシャー・プディング (Yorkshire Pudding)
イギリスの伝統的な料理の一つ。小麦粉/卵/塩/牛乳などを合わせた生地をオーブンで焼いて作られるシュークリームの皮のようなものです。 “プディング”といっても甘みはなく、主にローストビーフなどの肉料理の付け合わせとして用いられます。

フル・ブレックファスト (Full Breakfast)
イギリスの伝統的な朝ごはん。内容は卵、トースト、豆、ブラックプディング(イギリスのソーセージ)などが定番です。もともとは貴族の食事だったのが、産業革命時代に労働者向けに提供され、広く定着していったそう。

ランカシャーホットポット (Lancashire Hotpot)
イギリス北西部・ランカシャー発祥の煮込み料理。ラム(マトン)や玉ねぎなどの上にスライスしたジャガイモを重ねて、オーブンでじっくりと焼き上げて作られます。イギリスが工業化する以前から労働者階級の間で親しまれました。
当時は安価だった牡蠣が材料に含まれていたものの、価格の高騰とともに使用されなくなったのだそう。

フィッシュアンドチップス (Fish and Chips)
イギリスを代表する料理の一つ。白身魚のフライにポテトフライが添えられたシンプルな料理で、ファストフードとして親しまれています。産業革命による鉄道網の整備で迅速に鮮魚が輸送できるようになったため、安価で腹持ちの良いフィッシュ・アンド・チップスは労働者階級を中心に普及されるようになりました。
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