

ママリーガ (Mămăligă)
ルーマニアの代表的な主食の一つ。トウモロコシの粉を炊いたもので、チーズやサワークリーム、肉料理と一緒に食べます。かつてはパンの代用として農民たちの間で親しまれた歴史があり、女性はママリーガが作れてこそ一人前であるといわれています。
ルーマニアを舞台に書かれた小説『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)にも、ママリーガが登場しているのだとか。

サルマーレ (Sarmale)
ルーマニア風ロールキャベツ。ひき肉や野菜、米などをキャベツやブドウの葉で包み、じっくり煮込んで作られます。ルーマニアの主食「ママリーガ」とサワークリームが一緒に供されることが多く、クリスマスや正月などのお祝いの席では欠かせない料理としても知られています。
サルマーレは、トルコ(オスマン帝国)にルーツをもち、類似した料理はヨーロッパや中東で広く親しまれています。

チョルバ・デ・ブルタ (Ciorbă de Burtă)
牛の臓物を用いたルーマニアのスープ。ハチノス(牛の第2の胃)やニンニク、サワークリームなどから作られます。チョルバとはルーマニアにおけるスープ料理のことで、この他にも肉や魚、野菜など様々な食材を使用したチョルバがあります。

ミティティ (Mititei)
ひき肉にニンニクやスパイスなどを混ぜて筒状に形を整え、炭火で焼いた肉料理。屋台やレストランで提供されていることが多く、フライドポテトやマスタードが添えられているのが一般的です。
ルーマニアでは5月1日の「メーデー」を祝って、バーベキューやピクニックに出かける習慣があり、その際にミティティを食べることもあるのだとか。
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