Local Cuisines in USA – アメリカの郷土料理 –

ハンバーガー (Hamburger)

言わずと知れたアメリカの代表的な料理。その由来は、専門家の間でも意見が分かれ明確にはされていませんが、中でも18~20世紀前半にドイツ北部・ハンブルクから移住してきたドイツ人たちによって伝えられたひき肉料理がその原型であるとする説があります。(当時、この料理は「ハンブルク風ステーキ」と呼ばれていました。)

1904年、アメリカで開催されたセントルイス万国博覧会で、このハンブルクステーキをサンドイッチのようにパンに挟んで「ハンバーガー」として売り出したことで広く知られるようになったのだそう。

エッグベネディクト (Eggs Benedict)

半分に切ったイングリッシュマフィンにハム、ベーコンまたはサーモンとポーチドエッグをのせ、オランデーズソースをかけた料理。主に朝食として供されることが一般的です。

その起源は諸説ありますが、19世紀後半にニューヨーク市にあるウォルドーフ・アストリアホテルの支配人、オスカー・チルキー (Oscar Tschirky)氏によって考案されたといわれています。

また、その他の説としてはニューヨーク市にある老舗レストラン「デルモニコス・レストラン」のシェフ、チャールズランホーファー(Charles Ranhofer)氏が顧客のルグラン・ベネディクト(LeGrand Benedict)夫人のために考案したという説もあります。

チキン・アンド・ワッフル (Chicken and Waffles)

フライドチキンとワッフルを組み合わせたアメリカの郷土料理。1930年代、ニューヨーク市ハーレムにあったレストラン「ウェルズ サパー クラブ(Well’s Supper Club)」で初めてメニューとして登場したのがはじまりであるといわれています。チキンとワッフルの上からグレービーソースやメープルシロップをかけていただきます。

ニューヨークスタイルベーグル (New York–Style Bagel)

アメリカ・ニューヨークで親しまれているパン。一般的なベーグルとの違いは、生地に麦芽と塩が用いられている点やサイズが大きいといった点が挙げられます。

ベーグルはもともとポーランドで生まれたという説があり、アメリカには19世紀にユダヤ系移民とともに伝わったといわれています。

当初は労働組合に属する人々によって手作業で作られたもののみ提供されていたため、一部の地域でしか食べられることはなかったものの、1960年代に機械の導入によって大量生産が可能となり、アメリカで広く親しまれるようになったのだそうです。

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