Local Cuisines in Vietnam – ベトナムの郷土料理 –

バイン・セオ (Bánh Xèo)

ベトナムのお好み焼きのような家庭料理。米粉にココナッツミルクを合わせ、ターメリックで色付けした生地を薄く焼いて、野菜や肉類を挟んで二つ折りにします。主にベトナムの中部~南部で親しまれている料理で、中部では生地を折りたたまずピザのように食べることもあるのだとか 。

バインミー (Bánh Mì)

フランスパンに、レバーペーストやハム・野菜の酢漬けなどさまざまな具材を挟んだベトナムのサンドイッチ。ベトナムでは朝食として食されることが多く、早朝から食堂や屋台で頂くことができます。

フランス統治時代にフランスからバゲットが持ち込まれ、現地の食材を挟んで食されるようになったのがはじまりです。1970~80年代には、国外へ亡命したベトナム難民によって世界各国で親しまれるようになりました。

バインカン (Bánh Căn)

ベトナム中南部で親しまれている一口大のパンケーキ。米ねり粉の生地に、エビや豚肉、ウズラの卵、ネギなどをトッピングして専用の型で焼き上げます。魚醤や唐辛子、にんにくなどが入ったソースに付けていただくのが一般的です。

その起源は明らかにされていませんが、ベトナム南部,カンボジアに散在する住民・チャム族の料理から独自に変化を遂げたといわれています。

フォー (Pho)

ベトナムを代表する米麺料理。ベトナム北部・ナムディン発祥とされ、南北でスープや麺の太さ、トッピングが異なります。意外にもフォーの歴史は20世紀初頭と比較的浅く、1975年ベトナム戦争終結後、国外へ亡命したベトナム人によって世界中に広まったといわれています。

ゴイクン (Goi Cuon)

ベトナムを代表する料理の一つ。ライスペーパーにエビや豚肉、野菜、香草などを巻いたもので、魚醤やスイートチリソースを付けていただきます。その名称はベトナム語で “Gỏi”(=和え物)、“Cuộn”(=巻く)を意味します。

コムタム (Cơm Tấm)

ご飯に骨付き肉や目玉焼きが載せられた、ベトナム南部で親しまれている料理。ご飯には「砕き米」が使用されており、これはかつてベトナムの労働者階級の間で商品として販売できない砕き米が食されていたことに由来します。

付け合わせとしてニンジンや大根の細切り、きゅうりやトマトのスライスなどが添えられていることがあります。

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