

ヨウルトルットゥ (Joulutorttu)
フィンランドのパイ菓子。風車ような形をしたパイ生地の中央にプルーンジャムが詰められ、全体に粉砂糖がかけられているのが一般的です。その名称はフィンランド語で「クリスマスタルト」を意味し、クリスマスには欠かせないお菓子として親しまれています。

ラスキアイスプッラ (Laskiaispulla)
カルダモン風味の丸いパンにアーモンドペーストとホイップクリームを挟んだお菓子。伝統的には、例年四旬節の前日「告解の火曜日」に食べる習慣があります。
隣国のスウェーデンでは「セムラ」と呼ばれており、フィンランドのベーカリーではアーモンドペーストの代わりにイチゴやラズベリーのジャムが入ったものも提供されています。

ルーネベリタルト (Runebergintorttu)
アーモンドやラム酒などで風味付けされた円柱型のケーキ。フィンランドを代表する詩人・ルーネベリ氏の妻が考案したといわれており、フィンランドでは1月から彼の誕生日である2月5日までの期間限定で販売されているのだそう。
一方、ルーネベリ氏が生涯の大半を過ごしたポルヴォ―市では、年間を通じて購入することができるのだとか。