ストーンヘンジ (Stonehenge)、イギリス
イギリス南部・ソールズベリーにあるストーンサークル。新石器~青銅器時代にかけて造営されたと考えられています。その目的はドイルド教の祭祀場や天文台、王の墳墓、神殿など諸説あり、依然として多くが謎に包まれているそう。
ストーンヘンジは、中世の騎士道物語の一つ・アーサー王伝説にも登場します。物語の中では、魔術師が巨人を手伝わせてストーンヘンジを建てる描写が描かれています。
システィーナ礼拝堂 (Sistine Chapel)、バチカン市国
バチカン市国のローマ教皇庁内にある礼拝堂。15世紀に教皇居城の付属礼拝堂として建立されました。ミケランジェロやボッティチェッリ、ペルジーノといったルネサンスを代表する芸術家たちの作品が壁や天井を埋め尽くすように描かれており、美術史上重要な礼拝堂として知られています。
メテオラ (Monasteries of Meteora)、ギリシャ
ギリシア中部のテッサリア平原にある修道院。30~400mの奇岩の頂に建てられた宗教施設で、その名称はギリシャ語で“中空に浮かぶ”を意味します。
この地はかつて俗世を離れた修道士たちが岩山の裂け目や洞穴で修行をしていた場所で、修道院が建設されたのはビザンツ帝国時代以降であるといわれています。
聖マリア教会 (Church of the Assumption)、スロべニア
スロベニア北西部の氷河湖・ブレッド湖にある教会。湖面に浮かんでいるような景観が幻想的で、この地の唯一の交通手段は伝統的な手漕ぎボートのみ。この島には99段の階段があり、教会で挙式した新郎が新婦を抱いて階段を上ると幸せになれると信じられています。
モン・サン・ミシェル (Mont-Saint-Michel)、フランス
フランス北西部・コタンタン(ノルマンディー)半島南岸の海中にある建築物。8世紀、司教が大天使ミカエルよりお告げを受け、この地に礼拝堂が建てられたことがはじまりで、現在の姿になったのは16世紀に入ってからのことです。
潮の満ち引きによって異なる景観が楽しめるスポットとして知られ、満潮時には海に浮かぶ幻想的な景色を眺めることができます。
ラス・ラハス教会 (Las Lajas Sanctuary)、コロンビア
エクアドルとの国境に接するアンデスの山奥にあるローマ=カトリック教会。この地には聖母マリアが降り立ったという伝説が残されており、聖母マリアに敬意を表して18世紀後半に教会が建てられました。現在の建物は1916~1949年にかけてゴシックリバイバル様式に建てられたものです。
マチュ・ピチュ (Historic Sanctuary of Machu Picchu)、ペルー
アンデス山脈の標高約2,400m に位置するインカ帝国の都市遺跡。15世紀に建てられた石造りの建築群で、漆喰を使わずに大きなブロックを結合させる精巧な技術で築かれました。なんでも、これらの建物は天文学を考慮して配置されているとか。
ウルル /カタジュタ (Uluru / Kata Tjuta)、オーストラリア
オーストリア中央部のノーザン・テリトリーにある国立公園。古くから先住民族アボリジニの聖地として知られており、海底の堆積層が地殻変動によって地表に現れたウルル(一枚岩)とカタ・ジュタ(岩山が風化してできた巨岩群)があります。
アブシンベル神殿 (Abu Simbel Temples)、エジプト
エジプト南部にある巨大岩窟の神殿。新王国時代のファラオ・ラムセス2世によって建造された建物で、ラムセス2世像が4体並ぶ大神殿と妻・ネフェルタリ王妃に贈られた小神殿からなります。
朝日の向きを計算して建てられたといわれており、年に2回の太陽光が神殿内部を照らす日には多くの観光客が訪れます。
マスジェデ・ナスィーロル・モルク (Nasir al-Mulk Mosque)、イラン
イランの古都シーラーズにあるモスク。建物のタイルの色や装飾から「ローズモスク」、「ピンクモスク」とも呼ばれています。室内には色鮮やかなステンドグラスがあり、日の光が差すと万華鏡のような美しい光景が広がります。
バガン (Bagan)、ミャンマー
世界有数の仏教の聖地。およそ3,000もの寺院や仏塔が残されており、世界三大仏教遺跡の一つに数えられています。大自然の中林立する遺跡群は朝焼けや夕日など時間帯によって様々な表情を魅せてくれます。