Traditional Cuisines in Greece – ギリシャの伝統的な料理 –

クルーリ (Koulouri)

ゴマがまぶされたリング状のパン。パン屋や露店で供されており、チョコレートスプレッドやタヒニ (ゴマペースト)、チーズが入っているものなど様々な種類があります。その歴史はビザンツ帝国時代にさかのぼるともいわれており、現在では朝食の定番メニューの一つとして親しまれています。

ピタ (Pita)

地中海沿岸、中東、北アフリカなど広い地域で食べられている平たく円形のパン。生地の中は空洞になっており、半分に切ったピタに肉や野菜を挟んでサンドイッチのようにしていただくのが一般的です。

紀元前2500年頃に中東で初めて作られたとされる世界で最も古いパンの一つであり、その名称はヘブライ語で「アラブのパン」、ギリシャ語で「パン」または「パイ」を意味します。

ムサカ (Moussaka)

ギリシャやトルコ、バルカン半島で親しまれている料理。その歴史は、13世紀のアラビア語の文献 “Kitab al-Tabikh” でスパイスを加えた肉やナス、玉ねぎなどを交互に重ねた料理がはじまりとされています。

ギリシャのムサカは、ソテーしたナスやじゃがいもにミートソース、ベシャメルソースを重ね、オーブンで焼き上げて作られます。このレシピで作られるようになったのは、1910年。ギリシャ人シェフ、ニコラオス・ツェレメンテス氏 (Nikolaos Tselementes)によって従来のギリシャ料理にフランス料理の要素を取り入れたレシピが紹介されました。

レヴァニ (Revani)

トルコやギリシャなどの国で親しまれているお菓子。セモリナ粉のスポンジケーキをシロップに浸し、ココナッツフレークや砕いたピスタチオ、アーモンド、フルーツ、ホイップクリームなどで飾り付けをして仕上げられます。

かつてオスマン帝国の領土だった国や地域で食されており、それぞれの国や地域によって「バスブーサ (Basbousa) 」や「ハリーサ (Hareesa) 」など異なる名称で呼ばれています。

バクラヴァ (Baklava)

フィロ生地にかく刻んだナッツを挟んで焼き上げ、甘いシロップをかけたお菓子。その起源には諸説ありますが、オスマン帝国時代のトルコで誕生したという説が定説とされ、現在では中東やバルカン半島、アジアなどの広い地域で親しまれています。

ギリシャのバクラヴァは、生地にはクルミやシナモンが、シロップにはハチミツやレモン果汁などが用いられるのが一般的です。

ハルヴァ (Halva)

中東を中心とした広い地域で親しまれているお菓子。地域によって多種多様なものが存在しますが、ギリシャには主にセモリナ粉・タヒニ(練りゴマ)・コーンスターチそれぞれをベースとした3種類のハルヴァが作られています。

アーモンドやヘーゼルナッツ、レーズン、ピーナッツ、チョコレート、ハチミツなどバリエーションに富んだものが供されており、乳製品と卵が使用されていないハルヴァは四旬節(復活祭前の断食)に食べる習慣があります。

ルクマデス (Loukoumades)

ボール状に丸めた生地を油で揚げ、シロップまたはハチミツに浸したお菓子。その起源には諸説ありますが、古代ギリシャで食されていた「ハニー・トークン(Honey Tokens)」が原型だと考えられており、当時はオリンピックの優勝者に賞品として贈られていたという説が存在します。

コウロウラキア (Koulourakia)

ギリシャのイースタークッキー。小麦粉やバター、砂糖、バニラ、オレンジの皮などを混ぜ合わせた生地を編み込んだり、ねじったりなど、様々な形にしてオーブンで焼き上げます。イースターの時期に作られ、聖土曜日 (イースター前日の土曜日) の後に食されるのが一般的です。

その歴史はミノア文明時代にさかのぼり、当時蛇は治癒力をもつと人々の間で信じられていたため、蛇の形をしたコウロウラキアが作られていたといわれています。

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