Traditional Cuisines in Spain – スペインの伝統的な料理 –

ピンチョ (Pincho)

スペイン・バスク地方発祥の伝統的な軽食。一口大のパンやチーズに、生ハムやチーズ、オリーブ、魚介類、野菜などをのせていただきます。スペインのバルの定番料理としても知られており、特にスペイン北部にはピンチョスが専門のバルが多数存在します。

ガスパチョ (Gazpacho)

スペイン・アンダルシア地方発祥の冷製スープ。トマト、タマネギ、ニンニクなどの野菜とパンなどをすりつぶし、オリーブオイル・ビネガー・塩などを加えて作られます。アンダルシア地方の蒸し暑い夏の季節に最適なメニューで、前菜として食されるのが一般的です。

カネロニ (Canelons)

スペイン・カタルーニャ地方の料理。18世紀頃にイタリアから伝わった料理で、円筒形のパスタを使用するのが特徴です。スペインでは聖ステファノの日(12/26)に食されることが多く、前日のクリスマス・ディナーで残った肉をパスタに詰め、ベシャメルソースをかけていただきます。

トルティージャ (Tortilla Española)

スペインの代表的な家庭料理の一つ。炒めた具材を溶き卵に加え、フライパンで丸く平らに焼いた卵料理で、用いられる具材はじゃがいもや玉ねぎ、ハム、ベーコンなど家庭によってさまざまなものがあります。

エストレマドゥーラ州バダホス県にある基礎自治体、ビジャヌエバ・デ・ラ・セレーナ発祥とされており、一説には18世紀頃この町出身のジョセフ・デ・テナ・ゴドイ氏 (Joseph de Tena Godoy)とロブレド侯爵 (Marqués de Robledo)らによって飢饉から人々を救うために考案されたと考えられています。(諸説あり)

チュロス (Churros)

スペインで朝食や軽食として親しまれている揚げ菓子。砂糖をまぶしたり、ホットチョコレートに浸したりしていただきます。

その起源は諸説あり、16世紀初頭の中国・明に訪れたポルトガル人が、中国の揚げパン「油条(Youtiao)」を模したものとしてチュロスが作られ始めた説。

他には、スペインの羊飼いが長期に渡る野外活動でも作ることができるパンの代用としてチュロスが作られるようになった説などがあります。

ロスコン・デ・レジェス (Roscon de Reyes)

スペインのクリスマスのお菓子。ドーナツ型の生地に砂糖漬けしたフルーツやナッツが散りばめられたケーキで、1月6日の公現祭(3名の賢者がキリストの誕生を祝福した日)に食されます。

ケーキの中には陶器の人形や豆が入っており、前者は幸運が訪れ、後者はロスコンの代金を支払わなければならないルールがあるそう。

トゥロン (Turrón)

ナッツ類にハチミツや砂糖などを加え、卵白で固めたヌガー菓子。季節を問わず親しまれるお菓子ですが、クリスマスのシーズンには特に多く出回ります。トゥロンの代表的な産地としてアリカンテ県ヒホナ町があり、この地で作られるトゥロンは地理的表示保護(PGI)に認定されています。

その歴史には諸説ありますが、トゥロンの最も古い記録として1484年に書かれたバレンシア市の文書が残されています。

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