

フォンデュ (Fondue)
チーズを白ワインで溶かして食べるスイスの伝統料理。アルプス山岳地域を中心として親しまれている料理で、角切りパンにチーズを絡ませていただきます。その名称はフランス語で“Fondue (溶かした)”を意味します。チーズの種類やワインの分量、調味料などは地域によって異なるそう。

ラクレット (Raclette)
スイス・ヴァレー州で親しまれている料理。チーズの断面を直火で温め、溶けた部分を削いでじゃがいもなどに絡めて食べます。
もともとヴァレー州の山岳地帯に住んでいた人々が焚火のそばでチーズを溶かして食べていたのがはじまりだそうです。現在は専用の器具を使用してチーズを溶かすのが主流となっています。

ティルゲル (Tirggel)
スイスの伝統的なクリスマスクッキー。チューリッヒの名産として知られるお菓子で、生地には愛のメッセージや聖書の描写など様々なデザインが描かれています。その歴史は15世紀にさかのぼり、当時はチューリッヒ市のパン屋のみがティルゲルを生産することを許されていたそうです。

バーズラーレッカリー (Basler Läckerli)
スイス北西部・バーゼル発祥の伝統的な焼き菓子。シナモン・ナツメグ・クローブなどのスパイスやハチミツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、キルシュ(サクランボのブランデー)などから作られるもので、焼き上げた生地の表面にキルシュアイシングを塗って仕上げます。
一年を通して親しまれているお菓子ですが、クリスマスやお正月など特別な日にも食されます。

ヘーフェクランツ (Hefekranz)
スイスをはじめ、ドイツ、オーストリアなどで親しまれるほんのり甘いパン。別名「ヘーフェツォプフ」でも知られ、花輪の形をしたヘーフェクランツに対して、ヘーフェツォプフは三つ編みになっています。特にイースターの時期に食べる習慣があります。