Unique Beverages in Europe – ヨーロッパのユニークな飲み物 –

ブレンニヴィーン (Brennivín)、アイスランド

アイスランドのジャガイモから作られる蒸留酒。アイスランド語で「燃えるワイン」を意味するこのお酒は、アルコール度数が40度とかなり強く地元では「ブラック・デス」とも呼ばれています。

グリーンビール (Green Beer)、アイルランド

アイルランドの祝日/セントパトリックデー(3月17日)の風物詩であるビール。今や世界規模で盛り上がりを見せるこの行事は、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日です。緑はアイルランドのシンボル/シャムロック(三つ葉)の色で、衣装から飲食物、川・噴水まで緑一色に染められます。

ダンデライオン & バードック (Dandelion and Burdock)、イギリス

1905年創業の “フェンティマンス” から市販されているイギリスの炭酸飲料。タンポポやゴボウなどから作られるボタニカルドリンクで、独特なハーブの風味があります。 

タンポポとゴボウという独特な組み合わせは、13世紀イタリアの神学者トマス・アクィナスが神の啓示によって発明したという伝説が残されています。健康に有益な効果が見られたことから、かつては薬として飲まれていたそう。 

リモンチェッロ (Limoncello)、イタリア

イタリアの伝統的なレモンのリキュール。レモンの皮、水、アルコール、砂糖から作られる飲み物で、主に食後酒としていただきます。本場のリモンチェッロは、PGI(保護地理的表示)に登録されているソレントやアマルフィ海岸のレモンを使用して作られます。

アルムドゥードゥラー (Almdudler)、オーストリア

オーストリアの国民的ソーダ。レモンバーム、セージ、リンドウといった高山で採れるハーブから作られる飲み物で、1957年誕生以来圧倒的な人気を誇ります。生産量のほとんどが国内で消費されるため、オーストリア国外でお目にかかることは滅多にありません。 

アドヴォカート (Advocaat)、オランダ

オランダの伝統的なクリーム系リキュール。卵/砂糖/ブランデー/などから作られるお酒で、デザートのトッピングや食前酒・食後酒として頂くことが多いです。オランダ語で「弁護士」を意味し、その所以は飲むと饒舌になるからだそう。(諸説あり)

ウーゾ (Ouzo)、ギリシャ

ギリシャで親しまれている蒸留酒。コリアンダーやフェンネル、スターアニスなど様々なハーブやスパイスから作られるお酒で、ギリシャとキプロス島で生産されたもののみ「ウーゾ」と名乗ることができます。(原産地名称保護制度) ストレートや水割り、コーヒーと一緒に…楽しみ方は多種多様です。

オルチャータ (Horchata)、スペイン

スペイン・バレンシア州の伝統的な飲み物。タイガーナッツ(チュファ)と砂糖、水から作られるもので、ファルトン(細長い焼き菓子)と一緒にいただくのが定番です。タイガーナッツは古代エジプトでも貴重な栄養源として愛用されていた食材で、スペインにはアラブ人によって伝えられたといわれています。 

ファリサイ (Pharisäer)、ドイツ

ラム酒と砂糖を加えたコーヒーにホイップクリームを浮かべた飲み物。長年ドイツで親しまれてきた飲み方で、コーヒーとラム酒の甘い香りの相性は抜群。

かつて、酒好きな農民がこっそり酒をたしなむためにコーヒーにラム酒を加えて飲んでいたところ、牧師に見つかって「Du Pharisäer!( 偽善者だ!)」と叱責された逸話が残されており、「ファリサイ(パリサイ)」と名付けられたといわれています。

カフェオスト (Kaffeost)、フィンランド

フィンランドで親しまれているチーズ入りコーヒー。「ユーストレイパ」と呼ばれるフィンランドの伝統的なチーズが加えられており、特にカイヌ地方でよく飲まれています。

浅煎り豆を使用した酸味の強いコーヒーとチーズの相性は抜群で、チーズはコーヒーを飲み終えた後にすくっていただくのが一般的です。コーヒーの入れ物には、北欧の伝統的な木製のマグカップ「ククサ」がよく使われます。

ディアボロ (Diabolo)、フランス

フランスの夏の定番ドリンクの一つ。炭酸入りのレモネードに甘いシロップを加えたもので、ストロベリー/ザクロ/レモンなど様々なフレーバーがあります。ちなみに画像は“ディアボロ・メンテ”と呼ばれるミントフレーバーのドリンクです。

ベルギービール (Belgian Beer)、ベルギー

ベルギーはドイツと並ぶビール大国です。ベルギービールは、様々なホップやハーブ、果実を使用した多種多様なものが生産されており、国内には1,500以上の銘柄があります。その種類の多さもさることながら、グラスやコースターも銘柄ごとにデザインが異なり、あらゆる所にメーカーの独自性を感じることができます。

マザグラン (Mazagran)、ポルトガル

ポルトガルで親しまれているレモンジュース入りのアイスコーヒー。もとはアルジェリア発祥のコーヒーで、マザグランはフランス語で「冷やしコーヒー」を意味します。レモンの酸味によってすっきりとした味わいになり、一味違うコーヒーを堪能することができます。

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