ヴィエノワズリー (Viennoiserie)
バターや砂糖、卵をふんだんに使用して作られたフランスのパン菓子。その名称はフランス語で「ウィーンのもの」を意味し、代表的なものとしてクロワッサンやパン・オ・ショコラ、ブリオッシュなどがあります。
1893年バターを生地に折り込んで作るウィーンスタイルのペストリーの製造技術が、オーストリア実業家のアウグスト・ツァング (August Zang) 氏によって、フランスに伝えられたのが始まりであるといわれています。
クロワッサン (Croissant)
フランスの三日月型のパン。フランスを代表する食べ物の一つですが、その起源はオーストリアにあるそう。
1683年、トルコ軍を打ち破ったウィーンで、トルコの国旗の三日月になぞらえたパンが作られ、フランス王ルイ16世の元に嫁いだマリー・アントワネットによってフランスに伝えられたといわれています。
バゲット (Baguette)
フランスを代表する堅焼きパン。その名称は「細い棒」や「杖」を意味します。その起源は、19世紀オーストリア軍人がパリにパン屋を開いた際にバゲットが作られた説や、かのナポレオンが兵士の制服のポケットに入れて持ち運びしやすいパンを作るよう命じて作られたのがバゲットであるという説など諸説あります。2022年11月には、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
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