

プリンセストータ (Prinsesstarta)
クリームやジャムとスポンジケーキの層をマジパンで包んだスウェーデンのケーキ。スウェーデンの王族・カール王子の3人娘の家政学教師が記した著書“Prinsessornas kokbok”(1929年)に掲載されたのが最初のレシピであるといわれています。
当初は「緑色のケーキ(grön tårta)」と呼ばれていましたが、3人娘の王女たちが好んで食べていたことから後に「プリンセスケーキ」(Prinsesstårta)と名付けられました。

ヨードグッブストータ (Jordgubbstarta)
スウェーデンのイチゴのケーキ。スポンジ生地にバニラクリームやジャムなどを挟み、上からホイップクリームやイチゴなどを飾って仕上げられます。スウェーデン産のイチゴが旬を迎える6月は夏至祭が催される月でもあり、この期間新鮮なイチゴが用いられたヨルグブストータを食べる習わしがあります。

クラッドカーカ (Kladdkaka)
スウェーデンのチョコレートケーキ。ベーキングパウダーなどの膨張剤を用いないため、生地がしっとりとした口当たりになるのが特徴で、多くの場合ケーキにはホイップクリームやアイスクリーム、ベリーなどが添えられています。スウェーデンでは、例年11月7日は「クラッドカーカの日 (Kladdkakans dag)」と制定されています。

オストカーカ (Ostkaka)
スウェーデンのチーズケーキ。オストカーカに用いるチーズは、「レンネット(Rennet)」と呼ばれる凝乳酵素で牛乳を固めて作られ、クリームや卵、砂糖、アーモンドなどと混ぜ合わせて、オーブンで焼き上げます。ホイップクリームやジャムなどを添えて供されるのが一般的で、例年11月14日には「オストカーカの日 (Ostkaka dag)」を祝う習慣があります。
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