World Beautiful Cities – 世界の美しい都市 –

レイキャビク (Reykjavik)、アイスランド

世界最北の首都アイスランドの首都。レイキャビク郊外には世界最大の温泉として知られるブルーラグーンがあり、多くの観光客が訪れます。毎年11月~3月頃になると街中でもオーロラを観察できるそう。

ダブリン (Dublin)、アイルランド

アイルランドの首都。9世紀頃デーン人(ヴァイキング)によって城壁のある町が作られて以来、およそ1000年もの歴史を持つ港湾都市です。地名は、市内を流れるリフィ川の支流にできた水たまりが古典アイルランド語で“Dubh linn(黒い水たまり)”と呼ばれたことに由来します。

ベラト (Berat)、アルバニア

アルバニア中南部の都市。山の斜面に白い漆喰の壁に赤い屋根の家々が立ち並び、その独特な景観から「千の窓を持つ街」と呼ばれています。この街並みは、主に15世紀オスマン帝国時代に築かれたもので、南部の都市ジロカストラとともに世界遺産にも登録されています。

ロンドン (London)、イギリス

テムズ川両岸にまたがるイギリス最大の都市。バッキンガム宮殿をはじめ、ビッグベン、大英博物館など数多くの観光名所が存在しています。また市内は、32の地方行政区域に分かれており、エリアごとに異なる景観を楽しむことができます。

ヴェネツィア (Venice)、イタリア

イタリア・ヴェネト州にある水上都市。118の小島から成り、運河をゴンドラが行き交う美しい街並みは世界遺産にも登録されています。

有名な行事に“ヴェネツィアのカーニバル”がありますが、その起源は12世紀近隣都市との抗争に勝利したことを祝って、人々がサン・マルコ広場に集って踊ったのが始まりだとされています。

キ-ウ (Kyiv)、ウクライナ

「ロシアの都市の母」と呼ばれるウクライナの首都。およそ1500年もの歴史を持つ都市で、9~13世紀頃まではキエフ公国の首都として発展しました。市内にはこの時代に建てられた聖ソフィア寺院(世界遺産)をはじめ、ペチェルスカヤ大修道院、ウラジーミル聖堂など歴史的建造物が点在しています。

タリン (Tallinn)、エストニア

バルト海・フィンランド湾に面するエストニアの首都。エストニア語で「デンマーク人の城」を意味する言葉で、これは13世紀エストニア人の砦をデンマーク王が占領したことに由来します。城壁に囲まれた旧市街は世界遺産にも登録されています。

ウィーン (Vienna)、オーストリア

音楽と芸術の都として知られるオーストリアの首都。かつてハプスブルク家のオーストリア=ハンガリー帝国の都として栄え、今もなお宮廷文化が街中の至るところに残されています。ウィーン国立歌劇場やシェーンブルン宮殿など有名な歴史的建造物が多く、これらは世界遺産にも登録されています。

アムステルダム (Amsterdam)、オランダ

オランダのノールト・ホラント州にある都市。かつては小さな漁村だったのが、16~17世紀頃に運河が整備され、貿易の重要拠点として繁栄しました。市内にはオランダ東インド会社が設立された頃の建物が残されており、当時世界の商業都市として栄えていた面影を見ることができます。

アテネ (Athens)、ギリシャ

世界でもっとも古い都市のひとつとして知られるギリシャの首都。およそ3,400年もの歴史をもつ都市で、市内にはパルテノン神殿をはじめとした古代遺跡が数多く残されています。夜にはこれらの遺跡群がライトアップされ、昼夜で異なる美しい風景を楽しめます。

ドゥブロヴニク (Dubrovnik)、クロアチア

クロアチア南部のアドリア海に面した城塞都市。世界遺産にも登録されている旧市街には、オレンジ色の屋根と青い空や海のコントラストが美しい町並みが広がっており、その美しさは「アドリア海の真珠」と謳われるほど。

この風光明媚な景色は市内をめぐる城壁の遊歩道やロープウェーから一望できます。

トビリシ (Tbilisi)、ジョージア

ジョージアの首都。名称は、ジョージア語で“温かい”を意味し、この地に温泉が湧くことに由来します。かつてシルクロードを行き交う人々で賑わい、幾度も他民族に支配された歴史をもつため、アジアともヨーロッパとも異なる独特な建築物や文化が残されています。

ベルン (Bern)、スイス

スイスの首都。12世紀、領主だったツェーリンゲン家によって建設された都市で、その名称はクマ “Bär”に由来します。旧市街では、人形仕掛けの天文時計台やベルン大聖堂、連邦議事堂など中世の雰囲気が漂う歴史的建造物を目にすることができます。

ストックホルム (Stockholm)、スウェーデン

スウェーデンの首都であり、北欧を代表する世界都市。入江と湖水に囲まれた美しい都市で「北欧のベニス」「メーラレン湖の女王」ともいわれています。

エディンバラ (Edinburgh)、スコットランド

スコットランドの首都。世界的バストセラー「ハリーポッター」の生誕の地であり、不朽の名作 「シャーロック・ホームズ」の著者コナン・ドイルの出身地としても有名な都市です。 中世の建築物が残る旧市街と均整のとれた新市街の2つの異なった町並みが美しく広がっています。

マドリード (Madrid)、スペイン

イベリア半島の中心部にあるスペインの首都。16~18世紀頃の歴史的建造物が数多く残されており、美術館や博物館などの文化施設が充実しています。

中でも、世界有数の規模のコレクションを有するプラド美術館やソフィア王妃芸術センターでは、ゴヤやベラスケス、ピカソなどの巨匠たちの作品を鑑賞することができます。

リュブリャナ (Ljubljana)、スロベニア

リュブリャニッツァ川が市中を流れるスロベニアの首都。その起源はローマ時代に遡り、神聖ローマ帝国やオーストリア=ハンガリー帝国の支配下の中で繁栄しました。緑の丘に建つリュブリャナ城や、赤い屋根の家々が立ち並ぶ旧市街など美しい街並みが広がっています。

プラハ (Prague)、チェコ

ボヘミア地方の中心にあるチェコの首都。「北のローマ」「黄金のプラハ」 と称されるほど美しい街並みが広がる都市で、およそ1000年の歴史を誇る旧市街は世界遺産にも登録されています。

ゴシックやルネサンス、バロック、ロココなどあらゆる建築様式の歴史的建造物を目にすることができます。

コペンハーゲン (Copenhagen)、デンマーク

バルト海・シェラン島東岸にあるデンマークの首都。ニシン漁や交易で栄えた街で、都市名はデンマーク語の”Kjøbmandehavn”(商人たちの港)に由来します。市内には、世界最古の遊園地・チボリ公園やアンデルセン童話に登場する人魚姫の銅像など名所が数多くあります。

ブレーメン (Bremen)、ドイツ

ドイツ北西部の都市。ハンザ同盟の一員として繁栄した港湾都市で、旧市街には世界遺産の市庁舎とローラント像があります。

また、市庁舎のかたわらにはグリム童話で名高い「ブレーメンの音楽隊」の像を目にすることができます。なんでも、ロバの足に触れると幸せになると信じられているのだとか。

ベルゲン (Bergen)、ノルウェー

ノルウェー南西部にある港湾都市。かつてハンザ同盟で繁栄したこの地には、切妻屋根のカラフルな木造倉庫が海岸沿いに並んでおり、世界遺産に登録された歴史ある町並みが広がっています。ディズニー映画「アナと雪の女王」の舞台のモデルになった街としても有名です。

ブダペスト (Budapest)、ハンガリー

「ドナウのバラ」「ドナウの真珠」の名称で知られるハンガリーの首都。かつてこの地を流れるドナウ川にくさり橋が架かり、西側の歴史的建造物が立ち並ぶ「ブダ」と東側の商業都市「ペシュト」が合わさって「ブダペスト」となりました。

ヘルシンキ (Helsinki)、フィンランド

フィンランドの首都。フィンランド湾に面し、市内には緑豊かな大公園が多く点在するヘルシンキは「バルト海の乙女」という異名を持つほど景観の美しい港湾都市です。世界でも人気の高いマリメッコを始めとした可愛らしい北欧雑貨の店がたくさんあり、ショッピングも楽しめます。

パリ (Paris)、フランス

フランスの首都。世界を魅了する観光都市であり、名所として知られているスポットは枚挙に暇がないほど。地名は、紀元前3世紀頃ケルト系パリシイ人がこの地に住み着いたことに由来します。

19世紀、モノと人の流れを良くして経済の活性化を図る理由などから都市計画が進み、現在の美しいパリの街並みが造られました。

ブルージュ (Bruges)、ベルギー

ベルギー北西部・フランドル地方にある都市。市内に張り巡らされた運河や中世の面影を残した美しい町並みが広がっており、その景観の美しさは「北のヴェネツィア」「屋根のない美術館」と称えられるほど。

モスタル (Mostar)、ボスニア・ヘルツェゴビナ

15世紀、オスマン帝国時代に建設されたネレトヴァ川渓谷沿いの古都。この旧市街のシンボルとなっているのが石橋の「スタリ・モスト」。この橋では毎年夏になると公式の飛び込みコンテストが行われ、参加者は高さ24~8mから飛び込みのフォームの美しさを競い合います。

ワルシャワ (Warsaw)、ポーランド

“北のパリ”と呼ばれたポーランドの首都。第二次大戦中に壊滅的な被害を受けたものの、18世紀画家の風景画や戦前に記録された図面等をもとに復元されました。”レンガのひび割れ一つに至るまで”街並みを忠実に蘇らせた市民達の熱意が評価され、世界遺産の登録が決まったのだそう。

ポルト (Porto)、ポルトガル

首都リスボンに次ぐポルトガル第2の都市。1000年以上の歴史を持つ都市で、ローマ時代初期にはカレ(Cale)の名で知られていました。貿易が盛んに行われていたことから後に ”ポルトゥス・カーレ”(カレの港)の名称で呼ばれるようになり、国名ポルトガルはこの名称に由来するそうです。

バレッタ (Valletta)、マルタ

地中海中部にあるマルタの首都。市街全体が世界遺産に登録されており、「マルタストーン」とも呼ばれる蜂蜜色の石灰岩で造られた建築物が建ち並んでいます。バレッタは16世紀都市建設に尽力したマルタ騎士団長(ジャン・パリゾ・ド・ラ・ヴァレット)に由来するのだとか。

モンテカルロ (Monte Carlo)、モナコ

モナコ公国を構成する4地区の一つ。国営カジノやF1レースなどが有名で、ヨーロッパ有数の観光都市として知られています。美術館や博物館、オペラ劇場など観光施設が充実しており、世界中の富豪が観光に訪れます。

コトル (Kotor)、モンテネグロ

アドリア海に面したモンテネグロの港湾都市。中世の薫りが色濃く残る町で、城壁に囲まれた美しい景観を目にすることができます。カトリックとギリシャ正教会の文化圏が重なっており、双方の教会が数多く残されています。

リガ (Riga)、ラトビア

13世紀初めにドイツ人によって築かれた港町。13世紀にハンザ同盟に加盟し、ロシアと西ヨーロッパ地域を結ぶ交易を通じて急速に繁栄しました。旧市街には中世ドイツの商業都市の特徴が見られ、その町並みの美しさは「バルト海の真珠」と称されるほど。

シギショアラ (Sighişoara)、ルーマニア

ルーマニア中部、トランシルバニア地方にある都市。12~13世紀、ザクセン地方から入植したドイツ人の職人や商人によって築かれた都市で、かつて商工業で栄えた美しい街並みお今でも目にすることができます。吸血鬼“ドラキュラ”のモデルになったワラキア公・ヴラド3世の生地としても有名です。 

サンクトペテルブルク (Saint Petersburg)、ロシア

ロシア北西部に位置する港湾都市。18世紀に「ヨーロッパへの窓口」として計画的に建設された都市で、世界で最も美しい町の一つといわれています。町全体が世界遺産に登録されており、世界三大美術館のエルミタージュ美術館をはじめ、エカテリーナ宮殿やカザン大聖堂など名所が点在しています。

ニューオーリンズ (New Orleans, Louisiana)、アメリカ

アメリカ・ルイジアナ州の都市。アメリカの中でも有数の観光都市で、フランス、スペインの植民地時代の街並みを残すフレンチ・クオーターや、世界最古の路面電車が走るセントチャールズ・アベニューが有名です。ブルース、ジャズ発祥の地としても知られています。

ブエノスアイレス (Buenos Aires)、アルゼンチン

「南米のパリ」の名称で親しまれているアルゼンチンの首都。ブエノスアイレスはスペイン語で「良い風(空気)」を意味し、市内には19 世紀のヨーロッパ風の街並みが広がっています。原色カラーの家々が立ち並ぶボカ地区はタンゴ発祥の地として有名です。

コロニア・デル・サクラメント (Colonia del Sacramento)、ウルグアイ

17世紀末のポルトガル・スペインの影響を受けた歴史的建造物が残るウルグアイの港町。石畳の通りに彩り豊かな建物が並び、ゆったりとした時間が流れています。

戦前・戦後のクラシックカーが今でも通りを現役で走っている様子を目にすることができ、まるでタイムスリップしてしまったような感覚を覚えます。

キト (Quito)、エクアドル

エクアドルの首都。かつてインカ帝国の第2の都市として栄え、16世紀スペインの支配下ではキリスト教布教の拠点として多数の修道院や聖堂が建てられました。狭い街路に沿って白壁のれんが造りの建物が残されており、当時を面影を残す旧市街は世界遺産にも登録されています。

ケベックシティ (Québec City)、カナダ

カナダ・ケベック州の州都。1608年フランス人探検家がこの地に毛皮交易所を開いたのが始まりで、現在もフランス文化が色濃く残っている街並みを眺めることができます。

名所には、街のシンボル・シャトー フロンナックやノートルダム大聖堂などがあり、これらは世界遺産にも登録されています。

アンティグア (Antigua)、グアテマラ

グアテマラ・サカテペケス県にある都市。16~18世紀に古都として栄えたものの、度重なる地震によって機能を失い、グアテマラシティに遷都されました。

被災によって壊滅的な打撃を受けましたが、市街にはスペイン植民地時代の建物が多く残されており、世界遺産に登録されている町並みを目にすることができます。

カルタヘナ (Cartagena)、コロンビア

コロンビア北部・カリブ海に面した港湾都市。16世紀スペインによって創設された都市で、南アメリカ北部で産出される貴金属やその他の物資をスペイン本国へ運ぶ貿易拠点として繁栄しました。市内にある港や要塞、歴史的建造物は世界遺産にも登録されています。

リオデジャネイロ (Rio de Janeiro)、ブラジル

ブラジル南東部にある同国第2の都市。地名はポルトガル語で“1月の川”を意味し、1502年1月この地にポルトガル人が訪れ、幅の狭いグアナバラ湾を川と誤認したことに由来します。自然と人々の営みが調和したその美しい景観は世界遺産にも登録されています。

クスコ (Cuzco)、ペルー

アンデス山脈の標高3,399mの高原盆地に位置するペルー最大の観光都市。ケチュア語で「世界の中心」を意味するクスコは、かつてインカ帝国の首都として栄えた地で、現在も当時の建物が各所に残されています。

サン・ミゲル・デ・アジェンデ (San Miguel de Allende)、メキシコ

メキシコの中央高原に位置する都市。都市名は19世紀メキシコ独立革命の英雄であるイグナシオ=アジェンデに由来します。世界中から芸術家や留学生が集まるアジェンデ芸術大学があり、芸術の町として知られています。

カイロ (Cairo)、エジプト

アラブ世界の政治・文化の中心地であり、アフリカ大陸最大の国際都市。この地区には600を超えるモスクや、1000以上のミナレットが建てられているため「千の塔の都」と呼ばれています。旧市街のハーン・ハリーリバザールには、金属細工、民族衣装、工芸品などが並んでいます。

ケープタウン (Cape Town)、南アフリカ

南アフリカ南西部にある港湾都市。17世紀オランダ東インド会社の植民地として建設され、欧州とアジアを結ぶ貿易基地として繁栄しました。活気あふれる都会と豊かな自然が調和した美しい街並みが広がっています。

シャウエン (Chefchaouen)、モロッコ

モロッコ北部のリフ山脈南麓にある都市。町全体が青一色に塗られた美しい都市として知られていますが、青く塗られた理由には諸説あるそう。この地に移住してきたユダヤ人がユダヤ教にとって神聖な色である青色で街を染めた説や虫除け、避暑のためなどetc…。

アブダビ (Abu Dhabi)、アラブ首長国連邦

アラビア半島ペルシャ湾岸にあるアラブ首長国連邦の首都。1966年アブダビ首長にザイード氏が就任以降、本格的に石油開発が始まり、現在のような近代都市に発展しました。

市街には世界最大級のモスク “シェイク・ザイード・グランドモスク”や5つ星ホテル “エミレーツパレス”などが有名です。

エルサレム (Jerusalem)、イスラエル

イスラエルとパレスチナのヨルダン川西岸地区にまたがる都市。世界三大宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)の聖地で、岩のドームや嘆きの壁、聖墳墓教会など数々の宗教建造物が立ち並んでいます。

古くから宗教抗争が絶えず、イスラエルがこの地を首都と定めているものの、国際的には承認されていません。

マスカット (Muscat)、オマーン

アラビア半島東部にあるオマーンの首都。岩山や海に囲まれた港湾都市で、古代から貿易の拠点として栄えてきました。市内には、白色に統一された街並みが広がり、16世紀頃ポルトガル統治下の中で建てられた城塞や豪華絢爛なモスクを目にすることができます。

ドーハ (Doha)、カタール

アラビア半島北東部にあるカタールの首都。かつては真珠採取や漁業が行われていた小さな港だったのが、20世紀油田が発見されてから近代化が進みました。現在は巨大な人工島や高層ビル群などモダンな風景が広がっています。2022年のFIFAワールドカップは、ドーハ(中東国で初)で開催される予定です。 

ビブロス (Byblos)、レバノン

地中海沿岸にあるレバノンの都市。B.C.3000年頃から古代フェニキア人によって栄えた都市で、“アルファベット発祥の地”として知られています。市街には、フェニキア時代やローマ時代の遺跡が残されており、これらは世界遺産にも登録されています。

イスタンブール (Istanbul)、トルコ

ヨーロッパとアジアにまたがって位置するトルコ最大の都市。トルコの文化、交通、経済、学術、観光の中心として繁栄した都市で、イスタンブール歴史地区一帯は世界遺産にも登録されています。モスクや教会、バザールなど見どころ満載で、今でも人々の活気に満ち溢れています。

バクー (Baku)、アゼルバイジャン

カスピ海と黒海に挟まれたアゼルバイジャンの首都。カスピ海からの風が吹き渡るバクーは、ペルシャ語で「風の吹く町」を意味します。市内には超高層ビル群と古くからの町並みが残る世界遺産の旧市街が隣接していて、なんとも不思議な風景が広がっています。

ウダイプル (Udaipur)、インド

インド北西部ラージャスターン州にある観光都市。ピチョーラー湖に面して、白い宮殿をはじめとした歴史的建造物が調和よく立ち並んでおり、その景観の美しさから「夢の町」「東洋のベニス」とも呼ばれています。

サマルカンド (Samarkand)、ウズベキスタン

東西を結ぶシルクロードの中心として栄えたウズベキスタンの古都。建物の至る所に使われている鮮やかな青色のタイルは、中国の陶磁器とペルシアの顔料が合わさって誕生したもので、「サマルカンド・ブルー」と呼ばれています。

ヌルスルタン (Nur-Sultan)、カザフスタン

カザフスタンの首都。国際コンペで選ばれた日本人建築家の故・黒川紀章氏の都市計画案に基づいて都市建設が進められ、2030年に完成を予定しています。市内にはこの地のシンボル バイテレク・タワーをはじめとした近未来的な建物が多く立ち並んでいます。

ソウル (Seoul)、韓国

朝鮮半島の中央部に位置する韓国の首都。かつての李王朝の都として500年余りの歴史をもち、市内には景福宮や昌徳宮、宗廟など歴史的建造物が多く残されています。一方で市場や百貨店などショッピングを楽しめるスポットも点在しており、伝統とモダンが調和した街並みを眺めることができます。

シェムリアップ (Siem Reap)、カンボジア

カンボジア北部シェムリアップ州の州都。市内には9~15世紀にクメール王国の首都として栄えたアンコールがあり、世界遺産にも登録されているアンコール遺跡群への観光拠点となっています。

シンガポール (Singapore)

マレー半島南端にある都市国家。地名は12世紀にスマトラ島の王子がこの地で獅子を見て「獅子の町(シンガ・プラ)」と名付けたことに由来します。賑やかな繁華街や高級リゾート、特色豊かな宗教施設などエリアごとに異なる景観が楽しめます。

スコータイ (Sukhothai)、タイ

タイ北西部に位置する都市。「幸福の夜明け」を意味するこの地は、13世紀 タイ最初の独立国家・スコータイ朝の王都として栄えました。市内には、当時の偲ばせる宮殿や寺院などの遺跡群(世界遺産)が散在しています。

例年旧暦12月の満月の夜になると、タイの灯篭流し「スコータイ・ロイクラトン」が行なわれます。

台北 (Taipei)、台湾

台湾北部に位置する都市。台湾の中心都市であり、日本統治時代の歴史的建造物が点在しています。その他、台湾のランドマークである台北101や故宮博物院など台湾の歴史や文化、芸術に触れることができる名所が数多くあります。

北京 (Beijing)、中国

3,000年の歴史を誇る中国の首都。中国の政治や経済、文化の中心地であり、万里の長城や故宮博物院など世界遺産に登録されている歴史的建造物が数多く点在しています。

カトマンズ (Kathmandu)、ネパール

ヒマラヤ登山口としても知られるネパールの首都。バクタプル・パタンと並んで「カトマンズ盆地」として世界遺産にも登録されています。仏教やヒンドゥー教の聖地であり、市内には仏塔や寺院などの歴史的建造物が残されています。

ちなみに仏塔に描かれている「目」は “仏陀の知恵の目” で、四面に描かれています。

ホーチミン・シティ (Ho Chi Minh City)、ベトナム

ベトナム南部にある同国最大の都市。かつては「サイゴン」と呼ばれ、1975年の南北統一を機に改名されましたが、現地では今でもなお街の至るところでその名称が使われています。市街には、フランス統治時代を偲ばせる建造物や高層ビル群、スラム街など表情豊かな街並みが広がっています。

クアラルンプール (Kuala Lumpur)、マレーシア

マレー半島南西部にあるマレーシアの首都。19世紀半ば、錫(すず)採掘で発展した都市で、イスラム・中国・マレー・ヨーロッパの文化が混在した街並みを目にすることができます。

クアラルンプールは、マレー語「泥が合流する場所」を意味し、クラン川とゴンバッグ川の合流地点が地名の由来であるとされています。

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