
■アラバマ州 (Alabama)

ピーナッツバタークッキー (Peanut Butter Cookie)
クッキー生地にピーナッツバターが練りこまれたアメリカのお菓子。1910年代、アメリカの植物学者/ジョージ・ワシントン・カーヴァーが、ピーナッツの栽培と調理関する書籍で紹介したピーナッツクッキーがその前身だとされています。
当初は、特に装飾が施されていない円形のクッキーが作られていましたが、1932年アメリカの日刊紙「デイリー・ガゼット」でフォークマークで装飾されたピーナッツバタークッキーが紹介され、現在の姿になりました。
■フロリダ州 (Florida)

キーライムパイ (Key Lime Pie)
アメリカ・フロリダ州発祥のお菓子。グラハムクラッカー・クラストにライム果汁や卵黄、コンデンスミルクを加え、冷蔵庫で冷やして作られます。フロリダキーズ列島で採れるキーライムが使われており、2006年にはフロリダ州公式のパイとして認定されました。
例年フロリダキーズではキーライムフェスティバルが開催され、参加者にはキーライムパイが振舞われます。
■イリノイ州 (Illinois)

パンプキンパイ (Pumpkin Pie)
スパイス入りのかぼちゃのフィリングが入ったアメリカのパイ。ハロウィンからクリスマスの時期にかけて食べる習慣があります。かぼちゃは北アメリカが原産ですが、初めてパンプキンパイのレシピが掲載されたのは17世紀頃のイギリス。後にアメリカのニューイングランドへ渡ったイギリス入植者たちによって伝えられたといわれています。
■ルイジアナ州 (Louisiana)

キングケーキ (King Cake)
カーニバルの最終日に行われる「マルディグラ」に食されるケーキ。甘いペストリー生地にクリームをのせ、カラフルなパウダーで飾ったお菓子で、これらの色はそれぞれ信仰、権力、正義を表しています。生地の中には小さな赤ちゃんの人形が隠されており、見つけられた人はその1年幸運に恵まれると信じられています。
■メイン州 (Maine)

ウーピーパイ (Whoopie Pie)
アメリカ北東部のメイン州で親しまれているソフトクッキー。柔らかいクッキー生地にマシュマロクリームを挟んだお菓子で、名称はそのお菓子を目にした子どもたちが “Whoopie!(やったー!)”と大喜びしたことに由来します。
その発祥地はメイン州とペンシルバニア州の間で議論が交わされていますが、2011年にメイン州公式の食べ物 (official state treat) として指定されました。

ブルーベリーパイ (Blueberry Pie)
アメリカ原産のブルーベリーをふんだんに使用したパイ。「ブルーベリーパイ」の名称が書面に初めて登場したのは1820年代ですが、レシピが公開されたのは1870年代とされています。
メイン州の公式デザートとして指定されており、毎年4月28日「ブルーベリーパイ デー」には、全米でブルーベリーパイが振舞われます。
■マサチューセッツ州 (Massachusetts)

チョコチップクッキー (Chocolate Chip Cookie)
世界中で愛されているお菓子の一つ。マサチューセッツ州公式のクッキーにも認定されています。1938年、マサチューセッツ州のホイットマンにあった宿屋「トール ハウス イン」のオーナー、ルース・ウェイクフィールド氏 (Ruth Wakefield) によってチョコチップクッキーは生み出されました。
細かく刻んだネスレのチョコバーを生地に入れ、チョコレートクッキーを作ろうとしたところ、チョコレートが溶けなかったことで思いがけずチョコチップクッキーができてしまったそうです。
地方紙でも「トールハウスクランチクッキー」として紹介され、その後アメリカ中で愛されるようになりました。

ボストンクリームパイ (Boston Cream Pie)
マサチューセッツ州の公式デザート。バニラカスタードを挟んだ2層の生地にチョコレートソースがかかったスポンジケーキです。1881年、ボストンにあるパーカーハウスホテルのフランス人シェフによって考案されたといわれています。当時は、ケーキ型は入手困難でパイ型で作られたため、名称に「パイ」が付けられました。
■ミネソタ州 (Minnesota)

バントケーキ (Bundt Cake)
中央に穴が空いた丸いケーキ。東ヨーロッパのお菓子「クグロフ (Gugelhupf) 」が原型となってできたお菓子で、20世紀にアメリカへ伝わりました。
しかし、当時アメリカではリング状の調理器具が入手困難だったため、調理器具の製造会社 “NordicWare” によって専用器具が作られました。(バンド・パン) 1960年代以降人気を博し、毎年11月15日は「バント・パンの日」が制定されています。
■ニューヨーク州 (New York)

ニューヨークスタイルチーズケーキ (New York-Style Cheesecake)
ベイクドチーズケーキの一種。他のチーズケーキと異なり、濃厚でずっしりとした生地が特徴のひとつで、果物やナッツ類等で装飾が施されていないシンプルなものが一般的です。
チーズケーキ自体は古代ギリシャ時代が起源とされていますが、ニューヨークチーズケーキは20世紀ヨーロッパからアメリカへ渡ったユダヤ系移民により誕生したといわれています。
■テネシー州 (Tennessee)

バナナプリン (Banana Pudding)
アメリカ南部で親しまれているデザート。バナナにカスタードクリームやホイップクリーム、ウエハース、クッキーなどを層状に重ねて作られます。もともと1800年頃までアメリカではバナナの存在自体知られておらず、1870年代にカリブ海から輸入され広く普及したといわれています。
バナナの普及とともに、バナナを使用したアメリカ独自のお菓子やデザートができました。毎年10月、テネシー州ではバナナプディングフェスティバルが開催されます。
■テキサス州 (Texas)

ピーカンパイ (Pecan Pie)
コーンシロップとピーカンナッツから作られるパイ。アメリカ南部の名物として知られたお菓子で、特に感謝祭やクリスマスの時期に供されます。お好みで生地の上にアイスクリームやホイップクリームなどをのせて食べることもあります。
■バーモント州 (Vermont)

アップルパイ (Apple Pie)
世界で広く親しまれている、甘く煮たリンゴを生地に詰めて焼いたパイ。「アップルパイのようにアメリカ的だ ( “As American as apple pie” ) 」という慣用句があるほど、アメリカを代表するデザートととしても知られています。
その起源は14世紀頃のイギリスで作られたといわれており、アップルパイ最古のレシピ “The Forme of Cury” (Samuel Pegge) にも記録が残されています。
アメリカには17世紀、信仰の自由を求めて国外へ渡ったイギリスのピューリタン(清教徒)たちによって伝えられました。
RECOMMENDED POST
Iconic Desserts in US State -【州別】アメリカの郷土菓子 –
■アラバマ州 (Alabama) ピーナッツバタークッキー (Peanut Butter Cookie) クッキー生地にピーナッツバターが練りこまれたアメリカのお菓子。1910年代、アメリカの植物学者…
Breakfast Dishes in USA – アメリカの朝ごはん –
エッグベネディクト (Eggs Benedict) 半分に切ったイングリッシュマフィンにハム、ベーコンまたはサーモンとポーチドエッグをのせ、オランデーズソースをかけた料理。主に朝食として供されることが…
Christmas Desserts in USA – アメリカのクリスマスのお菓子 –
パンプキンパイ (Pumpkin Pie) スパイス入りのかぼちゃのフィリングが入ったアメリカのパイ。ハロウィンからクリスマスの時期にかけて食べる習慣があります。 かぼちゃは北アメリカが原産ですが、初…
Local Cuisines in USA – アメリカの郷土料理 –
ハンバーガー (Hamburger) 言わずと知れたアメリカの代表的な料理。その由来は、専門家の間でも意見が分かれ明確にはされていませんが、中でも18~20世紀前半にドイツ北部・ハンブルクから移住して…
Traditional Desserts in USA – アメリカの伝統的なお菓子 –
アップルパイ (Apple Pie) 世界で広く親しまれている、甘く煮たリンゴを生地に詰めて焼いたパイ。「アップルパイのようにアメリカ的だ ( “As American as apple pie” )…
A Variety of Pies in USA – アメリカのパイ –
キーライムパイ (Key Lime Pie) アメリカ・フロリダ州発祥のお菓子。グラハムクラッカー・クラストにライム果汁や卵黄、コンデンスミルクを加え、冷蔵庫で冷やして作られます。フロリダキーズ列島で…



