

ブルスケッタ (Bruschetta)、イタリア
イタリアの前菜やおつまみとして親しまれている料理。硬く焼いたパンに、にんにくとオリーブオイルを塗り、好みの具材をのせて作られます。
その名称はローマ地方の方言で「炭火であぶる」を意味する “bruscare” に由来するとされており、その名の示す通りパンを炭火で焼くのが本来の作り方なのだそうです。

ボスナ (Bosna)、オーストリア
オーストリア・ザルツブルク市名物のファーストフード。ソーセージや薄くスライスした玉ねぎ、マスタード、カレー粉を白パンに挟んだサンドイッチで、1949年にブルガリア出身のツァンコ・トドロフ氏によって考案されました。
ボスナが生み出されたファーストフード店「バルカン・グリル」は、モーツァルトの生家があることで有名なゲトライデガッセ33番地の路地にあり、今もなお多くの人々で賑わっています。

ボカディージョ (Bocadillo)、スペイン
バゲットに様々な具材を挟んだスペインのサンドイッチ。パンに挟む具材としてハムやチーズ、スペイン風オムレツのトルティージャ、イカフライなど多種多様なものがあります。朝食や昼食、軽食として時間帯にかかわらず親しまれている国民的なファストフードです。

スモーブロー (Smørrebrød)、デンマーク
デンマークの伝統的なオープンサンド。デンマーク語で「バターを塗ったパン」を意味するもので、ライ麦にニシンやローストビーフ、チーズ、卵などさまざまなトッピングを載せていただきます。19世紀、農業労働者の間で考案され、トッピングの多くは前夜の残り物が使用されていました。

タルティーヌ (Tartine)、フランス
スライスしたパンに様々な具材がトッピングされたフランスのオープンサンド。バターやジャムなどのスプレッドを塗ったり、ハムやチーズ、野菜などをのせたり、甘いものから塩気のあるものまで様々な種類があります。その名称は「塗る」を意味する “tartiner”に由来します。

ザピカンカ (Zapiekanka)、ポーランド
ポーランドのファストフードの一つ。縦に切ったバゲットに野菜やチーズ、ケチャップなど様々な具材をのせたオープンサンドで、パイナップルを用いたハワイアン風やオリーブとフェタチーズを用いたギリシャ風など多種多様なものがあります。
その歴史は1970年代、ポーランド統一労働者党第一書記を務めたエドワード・ギエレク氏(Edward Gierek)がバゲット製造のライセンスをフランスから購入したことがはじまりだと考えられています。

フランセジーニャ (Francesinha)、ポルトガル
ポルトガル・ポルトを発祥とするサンドイッチ。ハムやソーセージ、ロースト肉など数種の肉料理をパンで挟み、チーズをのせ、さらにトマトやビールを煮詰めたソースをかけて作られます。料理のボリュームとは対称的に、その名称は「フランスの女の子」を意味します。
その歴史は20世紀後半、ポルトガル人バーテンダーのダニエル・ダヴィット・ダ・シルバ氏(Daniel David da Silva)がフランスに移住していた際に出合った「クロックムッシュ」を参考に、このサンドイッチを考案したのがはじまりだと考えられています。

ルーベンサンドイッチ (Reuben Sandwich)、アメリカ
コンビーフやザワークラウト、スイスチーズ、ロシアンドレッシングなどをライ麦パンに挟んだサンドイッチ。
その歴史には諸説あり、一つは1925年ネブラスカ州オマハにて、ルーベン・クラコフスキー(Reuben Kulakofsky)という食料品店店主が、「ブラックストーンホテル」で開催されたポーカーのプレイヤーたちにこのサンドイッチを提供したという説。
他には、1914年ニューヨーク・マンハッタンにてアーノルド・ルーベン(Arnold Reuben)というレストランオーナーによって考案されたなどの説があります。

チョリパン (Choripán)、アルゼンチン
アルゼンチンをはじめ、ウルグアイ、チリなどで親しまれているファストフード。グリルで焼いたチョリソーをパンに挟み、「チミチュリ」(オリーブオイルやワインビネガー、パセリ、ニンニクなどから作られる調味料)などのソースをかけたサンドイッチです。
スポーツ観戦施設や市街の屋台などで供されており、アルゼンチン第二の都市・コルドバでは毎年、チョリパン・フェスティバル(Festival Mundial del Choripán)が開催されます。

パン・コン・チチャロン (Pan con Chicharron)、ペルー
ペルーの首都・リマを中心とした地域で親しまれるサンドイッチ。チチャロンとは豚肉を茹でてから豚脂で揚げ焼きにしたもので、さつまいもの素揚げや「サルサ・クリオージャ」と呼ばれる玉ねぎのレモンマリネなどとともにパンに挟んで供されます。

グアホロータ (Guajolota)、メキシコ
「トルタ・デ・タマル (Torta de Tamal)」の名称でも知られるメキシコのサンドイッチ。パンにタマル (とうもろこしをベースとした生地を蒸したもの) を挟んで作られ、タマルの種類 (鶏肉、豚肉入りなど) やサンドイッチに加えるソースなどによって様々なものがあります。露店で供されていることが多く、朝食として食されるのが一般的です。

アボカドトースト (Avocado Toast)、オーストラリア
オーストラリアで親しまれているオープンサンド。つぶしたアボカドをのせたパンに、塩やこしょう、レモン汁などで味付けして作られます。その他にもサーモンや卵、チーズ、ベジマイトなど様々な具材と組み合わせたものもあります。

フリカッセ (Fricasse)、チュニジア
油で揚げたパンにジャガイモやツナ、ブラックオリーブ、ゆで卵、ケッパーなどの具材を挟んだチュニジアのサンドイッチ。家庭で作られたり、ファストフード店で供されたりしている料理で、一般的にスナックとして食べられています。

ギルゴリトースト (Gilgeori Toast)、韓国
韓国のホットサンド。鉄板で焼いた食パンに、卵焼きやチーズ、千切り野菜などの具材を挟み、ケチャップやマスタードなどで味付けして作られます。サンドイッチに砂糖が加えられているのが特徴で、露店や専門店などで多く供されています。日本では「韓国式トースト」や「ワンパントースト」、海外では “Korean Street Toast”などの名称で広く知られています。

カヤトースト (Kaya Toast)、シンガポール
カリカリに焼いたパンにカヤジャムを塗ったシンガポールのトーストサンド。カヤとは、ココナッツミルクや卵、パンダンリーフを煮詰めて作られたジャムのことを言います。「コピ」と呼ばれるコンデンスミルク入りのコーヒーや半熟卵とセットで提供されているのが一般的です。
その歴史は、20世紀中国・海南省からの移民たちがシンガポールでコーヒーショップのビジネスを始め、そこで提供されたのが始まりであるといわれています。

バインミー (Banh Mi)、ベトナム
フランスパンに、レバーペーストやハム・野菜の酢漬けなどさまざまな具材を挟んだベトナムのサンドイッチ。ベトナムでは朝食として食されることが多く、早朝から食堂や屋台で頂くことができます。
フランス統治時代にフランスからバゲットが持ち込まれ、現地の食材を挟んで食されるようになったのがはじまりです。1970~80年代には、国外へ亡命したベトナム難民によって世界各国で親しまれるようになりました。
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