

スモーガストルタ (Smörgåstårta)
スウェーデン発祥の北欧料理の一つ。マヨネーズやクリームチーズなどで全体を覆われたでサンドイッチの層に、野菜やハム、エビ、サーモン、卵などを盛り付けて作られます。
スウェーデン語で「サンドイッチケーキ」を意味し、その名が示す通りデコレーションケーキのような華やかさが印象的です。誕生日や結婚式、パーティーなど特別な日に食されるのが一般的です。

ショットブッラル (Köttbullar)
スウェーデンのミートボール。国民食として親しまれている料理で、ブラウンソースやコケモモジャム(リンゴンベリージャム)、マッシュポテトなどと一緒に食べるのが一般的です。
各家庭でそれぞれのレシピが存在するともいわれており、使用する肉(牛・豚・子羊・ヘラジカ)やスパイスの種類、合わせるソースなどが多種多様です。日常的に親しまれている料理ですが、スウェーデンのクリスマス「ユール」の際にも食べる習慣があります。

ヤンソンス・フレステルセ (Janssons Frestelse)
「ヤンソンの誘惑」という名称で知られるスウェーデンの家庭料理。じゃがいもとアンチョビを重ね、生クリームを加えてオーブンで焼き上げます。一年を通して親しまれている料理ですが、特にクリスマスの時期に多く食されます。
スウェーデンの公的機関である“Sweden.se”(The Swedish Institute)によれば、その名称の由来は、19世紀スウェーデンのオペラ歌手、ペレ・ヤンソン氏 (Pelle Janzon)に因んで付けられたといわれています。

セムラ (Semla)
カルダモン風味の丸いパンにアーモンドペーストとホイップクリームを挟んだお菓子。伝統的には、例年四旬節の前日「告解の火曜日」に食べる習慣があります。
18世紀のスウェーデン王アドルフ・フレドリクは、豪勢な食事を平らげた上に14人前のセムラを食べ、消化不良を起こして亡くなってしまったという逸話も残されます。

プリンセストータ (Prinsesstårta)
クリームやジャムとスポンジケーキの層をマジパンで包んだスウェーデンのケーキ。スウェーデンの王族・カール王子の3人娘の家政学教師が記した著書“Prinsessornas kokbok”(1929年)に掲載されたのが最初のレシピであるといわれています。
当初は「緑色のケーキ(grön tårta)」と呼ばれていましたが、3人娘の王女たちが好んで食べていたことから後に「プリンセスケーキ」(Prinsesstårta)と名付けられました。

ルッセカット (Lussekatt)
スウェーデンのサフラン入り菓子パン。サフランのエキゾチックな香りと独特の形状が特徴で、12月13日の聖ルシア祭に食べる習慣があります。北欧では黄金色のサフランパンは幸運を呼ぶと信じられているそうです。

ヨードグッブストータ (Jordgubbstarta)
スウェーデンのイチゴのケーキ。スポンジ生地にバニラクリームやジャムなどを挟み、上からホイップクリームやイチゴなどを飾って仕上げられます。スウェーデン産のイチゴが旬を迎える6月は夏至祭が催される月でもあり、この期間新鮮なイチゴが用いられたヨルグブストータを食べる習わしがあります。

スペッテカーカ (Spettkaka)
スウェーデン語で「串ケーキ」を意味するスコーネ地方のお菓子。卵や砂糖、片栗粉を混ぜ合わせた生地を絞り袋から鉄製の円筒に絞り出し、回転させながら生地を焼いて作られます。生地の周りは白やピンクのアイシングで装飾が施され、多くの場合、結婚式やクリスマス、夏至など特別な機会に供されます。
その起源は17世紀頃にさかのぼると考えられており、2000年にはEUのPGI (地理的表示保護) の対象品目に指定されました。

グスタフ・アドルフ・バーケルセ (Gustaf Adolfsbakelse)
スウェーデンの国王グスタフ2世アドルフ (Gustav II Adolf) の命日11月6日に供されるケーキ。1632年のこの日にリュッツェンの戦いで戦死した国王を偲んで、 1909 年にパティシエ、カール・ブロイティガム (Carl Bräutigam) によって考案されました。スポンジケーキの上には、国王をかたどったチョコレートやマジパンが飾られています。

ペッパルカーコル (Pepparkakor)
スウェーデンのクリスマスの時期に親しまれているクッキー。生地にはシナモンやクローブ、ジンジャーなどのスパイスが入っています。14世紀頃から作られるようになったと考えられており、1444年にはヴァドステーナ修道院の修道女たちが消化不良を和らげるための薬としてこのお菓子を作ったことが記録に残されています。
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