

セムラ (Semla)
カルダモン風味の丸いパンにアーモンドペーストとホイップクリームを挟んだお菓子。伝統的には、例年四旬節の前日「告解の火曜日」に食べる習慣があります。
18世紀のスウェーデン王アドルフ・フレドリクは、豪勢な食事を平らげた上に14人前のセムラを食べ、消化不良を起こして亡くなってしまったという逸話も残されます。

プリンセストルタ (Prinsesstårta)
クリームやジャムとスポンジケーキの層をマジパンで包んだスウェーデンのケーキ。スウェーデンの王族・カール王子の3人娘の家政学教師が記した著書“Prinsessornas kokbok”(1929年)に掲載されたのが最初のレシピであるといわれています。
当初は「緑色のケーキ(grön tårta)」と呼ばれていましたが、3人娘の王女たちが好んで食べていたことから後に「プリンセスケーキ」(Prinsesstårta)と名付けられました。

ルッセカット (Lussekatt)
スウェーデンのサフラン入り菓子パン。サフランのエキゾチックな香りと独特の形状が特徴で、12月13日の聖ルシア祭に食べる習慣があります。北欧では黄金色のサフランパンは幸運を呼ぶと信じられているそうです。
RECOMMENDED POST