

ハロウィン (Halloween)、アイルランド
アイルランド発祥のお祭り。今や世界規模で催される行事として知られていますが、その起源は古代ケルトの祭り「サウィン (Samhain)」だと考えられています。サウィン祭が行われた前日の10月31日は、生者と死者の境界が弱まり、霊魂がこの世に戻ってくると信じられていました。
ケルトの人々はこれらの彷徨う魂を鎮めようとたき火を焚き、自らも仮装をして身を隠していました。19世紀に起こった大飢饉で国外へ逃れたアイルランド人とともにサウィンの文化がアメリカへと伝わり、現在の形になったといわれています。

ヴェネツィアのカーニバル (Carnevale di Venezia)、イタリア
イタリアの古都ヴェネツィアで開催される世界三大カーニバルのひとつ。例年2月頃に行なわれる行事で、サンマルコ広場を中心に中世の衣装と仮面を身に付けた人々が練り歩きます。
美しい装飾が施されているベネチアンマスクは、身分にとらわれずカーニバルを楽しもうという趣旨で仮面をつけるようになったのだとか。
マーストリヒトのカーニバル (Maastricht Carnival)、オランダ
オランダ南部・マーストリヒトで行なわれるカーニバル。春の訪れや豊作、復活祭を祝う行事で、老若男女問わず趣向を凝らした衣装に身を包み、街中を練り歩きます。その他何百もの山車や音楽隊によるパレードなどがあり、地域一帯がとても賑やかになります。

夏至祭 (Midsommar)、スウェーデン
スウェーデン各地で祝われる夏至をお祝いする祭り。スウェーデン語では 「ミッドソンマル」と呼ばれる行事で、北欧や北東ヨーロッパでも行なわれています。町の広場に夏至柱を立て、花冠や民族衣装を身に付けた人々が歌やダンス、食事を楽しみます。

火祭り (Las Fallas)、スペイン
スペイン3大祭りの一つ。毎年3/15〜19に開催され、街の広場や通りに置かれた巨大な張子人形の芸術性、独創力、センスの良さを競い合います。最終日には音楽と花火のショーとともに人形焼きが行なわれます。(入賞作品のみ「火祭り博物館」のコレクションへ)

クレントヴァニエ (Kurentovanje)、スロべニア
スロヴェニア・プトゥイで行なわれる冬のカーニバル。冬を追い払い、春の訪れをお祝いする行事で、毎年2月・3月に行なわれます。全身を羊の毛皮で覆い、顔に仮面をつけた「クレント」と呼ばれる精霊が町を練り歩きます。

オクトーバーフェスト (Oktoberfest)、ドイツ
9月半ばから10月にかけてドイツ・ミュンヘンで行われる世界最大規模のビールの祭典。1810年、バイエルン王国の王・ルートヴィヒ1世とテレーゼ王妃の成婚を記念して、競馬が催され、領民にはビールが振舞われたのがはじまりであるとされています。
期間中には、およそ600~700万ℓものビールが消費され、ビールとともにソーセージやプレッツェルなどの料理を楽しみます。

ブショー・ヤーラシュー (Busójárás)、ハンガリー
ハンガリー南部の町モハーチで行なわれる伝統行事。毎年2月~3月頃に催される祭典で、恐ろしげな仮面と衣装を身につけた人々が町中を練り歩きます。かつてオスマン帝国の兵士を撃退するために始まった行事で、現在は冬の終末を告げ、春を迎える行事として行われています。

ヴァップ (Vappu)、フィンランド
4月30日の夕方から5月1日にかけて催されるフィンランドの春の祝祭。この時期は人々が白い帽子を被って街に繰り出し、春の訪れをお祝いします。フィンランドのファンネルケーキ「ティッパレイパ (Tippaleipä)」、ドーナツ「ムンッキ (Munkki)」、発酵レモネード「シマ (Sima)」などを楽しむ習慣があります。
ニースのカーニバル (Carnaval de Nice)、フランス
フランス・ニースで行なわれるヨーロッパの三大カーニバルのひとつ。美しい花やオブジェで飾られたフロート(山車)のパレードが行われ、その華やかな装飾は年毎に異なるテーマが設定されます。華やかな衣装で着飾った「花の女王」が投げた花を受け止めた人は幸運になれると信じられているそう。

バラ祭り (Rose festival)、ブルガリア
ブルガリア・カザンラクで開催されるお祭り。ブルガリア三大祭りのひとつで、ダマスクスローズの開花時期である6月に催されます。色鮮やかな民族衣装に身を包んだ人々によるバラ摘みやパレードなどが行なわれます。

バンシュのカーニバル (Carnaval de Binche)、ベルギー
ベルギー南部の町・バンシュで開催されるカーニバル。中世から受け継がれている伝統的な行事で、毎年2月頃3日間にわたって催されます。中でも見物なのが、仮面と独特な衣装を身に着けた “ジル”と呼ばれる道化師。
カーニバルの最終日には、高さ1mもあるダチョウの羽で作られた帽子をかぶりながらオレンジを群衆に投げ与え、その年の豊作を願います。

ウォヴィチの聖体節 (Corpus Christi)、ポーランド
ポーランドの聖体祭(カトリックの祝日)。ヨーロッパ各地の聖体祭の中でも最大級のイベントです。祝日当日には特別なミサが行われ、伝統衣装に身を包んだ人々が列をなして所々で福音書を読み上げます。

タブレイロスの祭り (Festa dos Tabuleiros)、ポルトガル
ポルトガル・トマールで4年に一度開催される収穫祭。真っ白な衣装を着た女性たちがパートナーに支えられながら、パンや花が高く積まれたお盆を乗せて街中を歩きます。この行事は、14世紀に修道院が貧しい人々にパンやワインを配ったことに由来します。

マースレツィア (Maslenitsa)、ロシア
ロシアで2~3月頃に催される伝統行事。木の枝や藁で作られた「マースレ二ツァ人形」を燃やして冬に別れを告げ、春の訪れをお祝いします。この行事では太陽を象徴するブリヌイ(ロシア風クレープ)を食べる風習があります。
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