Typical Dishes in Vienna, Austria – オーストリア・ウィーンの料理・菓子 –

ウィンナーシュニッツェル (Wiener Schnitzel)

子牛肉の薄切りにパン粉を付けて揚げたオーストリア・ウィーンの名物料理。その歴史には諸説ありますが、1857年頃オーストリアの陸軍元帥ラデツキーによってイタリアからレシピが持ち込まれたのが始まりであるといわれています。

ターフェルシュピッツ (Tafelspitz)

オーストリア・ウィーンで親しまれている肉料理。数種類の野菜やスパイス、牛肉をじっくり煮込んで作られるもので、すりおろしたリンゴとホースラディッシュのソース「アプフェルクレン」や、サワークリームにチャイブ (ヒガンバナ科ネギ属のハーブ) が加えられた「チャイブソース」と一緒に食べます。

ターフェルシュピッツは、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が特に好んで食べていた料理としても知られています。

ツヴィーベルローストブラーテン (Zwiebelrostbraten)

オーストリア・ウィーンで親しまれている肉料理。ローストした牛肉に香ばしく揚げた玉ねぎが添えられたもので、その名称は “Zwiebel” =「玉ねぎ」、 “Rostbraten” =「焼いた肉料理」を意味します。

バックヘンドル (Backhendl)

18世紀以来、オーストリア・ウィーンを中心に親しまれている料理。鶏肉に細やかなパン粉をまぶして油で揚げたシンプルな料理です。ビーダーマイヤー時代 (1815年~1848年) には、富の象徴として上流階級の人々の間で親しまれたのだそうです。

アプフェルシュトゥルーデル (Apfelstrudel)

リンゴやレーズンやナッツ、シナモンを薄く伸ばした生地で巻いて焼き上げたお菓子。その名称は、ドイツ語でアプフェル (Apfel) は「りんご」、シュトゥルーデル (Strudel) は「渦巻き」を意味します。

シュトゥルーデルの原型は、バルカン半島と中東で親しまれている「バクラヴァ」にルーツを持つとされ、ハンガリーを経由してオーストリアに伝わったと言われています。

また、ハプスブルク家のマリア・テレジアにも提供されたデザートとしても知られおり、現存する最古のレシピ“Koch Puech” (1696年) はウィーン市立図書館に保管されています。

カイザーシュマーレン (Kaiserschmarrn)

小麦粉や卵、砂糖、牛乳などを混ぜ合わせた生地を焼き、一口サイズに切り分けて粉砂糖を振りかけたお菓子。

オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が好んで食べたという逸話が残されており、その名称は彼にちなんで名付けられたと言われています。(“Kaiser”は皇帝の意) 生地には、お好みでジャムや果物のコンポートを添えていただきます。

ザッハートルテ (Sacher-Torte)

4世界的に知られているオーストリア・ウィーンの名物。アプリコットジャムが塗られたチョコレートスポンジ生地を、チョコレートの糖衣で覆ったケーキで、1832年オーストリアのパティシエ/フランツ・ザッハーによって考案されました。

当時オーストリア宰相、クレメンス・メッテルニヒの邸宅で見習いをしていたフランツ・ザッハー氏。突然の病に倒れたシェフの代役として、16歳という若さで急遽このデザートを編み出し、貴族の間で大変好評を得たのだそうです。

フランツ氏の次男が開業したホテル・ザッハー(1880年~)で人気を博したものの、宮廷御用達菓子店・デメルとザッハー・トルテの販売権を巡って論争が起きました。7年間の裁判の末、ホテル・ザッハーは「オリジナル・ザッハートルテ」として、デメルは「デメルのザッハートルテ」として販売するよう判決が下されました。

トプフェンシュトゥルーデル (Topfenstrudel)

クリーム状のチーズを薄い生地で包み、オーブンで焼き上げたデザート。伝統的には生地の中にレーズンが加えられ、仕上げに温かいバニラソースをかけて供されます。「シュトゥルーデル (Strudel) 」とはドイツ語で「うず巻き」を意味し、薄く伸ばした生地に様々な具材を包んで焼いたお菓子のことを言います。

トプフェンシュトゥルーデルの他にも、リンゴやレーズン、シナモンなどを包んだ「アプフェルシュトゥルーデル (Apfelstrudel)」、角切りパンやレーズン、卵、クリームなどを包んだ「ミルヒラームシュトゥルーデル (Milchrahmstrudel)」などがあります。

プンシュクラップフェン (Punschkrapfen)

ラム酒が香る一口サイズのスポンジケーキ。アプリコットジャムやラム酒などを混ぜ合わせたフィリングをスポンジ生地にをサンドし、ピンク色のシュガーグレーズでコーティングして作られます。生地のトップにドレンチェリーやチョコレートの装飾が施されているものもあり、多くの場合、オーストリアのペストリーショップやコーヒーハウスなどで供されています。

RECOMMENDED POST

Typical Dishes in Vienna, Austria – オーストリア・ウィーンの料理・菓子 –

Typical Dishes in Vienna, Austria – オーストリア・ウィーンの料理・菓子 –

ウィンナーシュニッツェル (Wiener Schnitzel) 子牛肉の薄切りにパン粉を付けて揚げたオーストリア・ウィーンの名物料理。その歴史には諸説ありますが、1857年頃オーストリアの陸軍元帥ラデ…

Breakfast Dishes in Austria – オーストリアの朝ごはん –

Breakfast Dishes in Austria – オーストリアの朝ごはん –

アプフェルラドルン (Apfelradln) 薄く輪切りにしたりんごに衣を付け、油で揚げたデザート。“Apfelküchle” や “Apfelküchlein” などの名称でも呼ばれること…

Christmas Desserts in Austria – オーストリアのクリスマスのお菓子 –

Christmas Desserts in Austria – オーストリアのクリスマスのお菓子 –

バニレキプフェルン (Vanillekipferl) オーストリアやドイツ、ハンガリーなどで親しまれているクリスマスクッキー。クリスマス前の4週間「アドヴェント」(待降節)に食べる習慣があり、粉砂糖を…

Local Cuisines in Austria – オーストリアの郷土料理  –

Local Cuisines in Austria – オーストリアの郷土料理 –

ウィンナーシュニッツェル (Wiener Schnitzel) 子牛肉の薄切りにパン粉を付けて揚げたウィーンの名物料理。その歴史には諸説ありますが、1857年頃オーストリアの陸軍元帥ラデツキーによって…

Local Dessets in Austria – オーストリアの郷土菓子 –

Local Dessets in Austria – オーストリアの郷土菓子 –

リンツァートルテ (Linzertorte) オーバーエスターライヒ州の州都・リンツ発祥のお菓子。アーモンドパウダーやシナモン、クローブなどから作られる生地にレッドカラント(赤スグリ)ジャムを載せて焼…

Festive Dishes in Austria – オーストリアの行事食 –

Festive Dishes in Austria – オーストリアの行事食 –

バニレキプフェルン (Vanillekipferl) オーストリアやドイツ、ハンガリーなどで親しまれているクリスマスクッキー。クリスマス前の4週間「アドヴェント」(待降節)に食べる習慣があり、粉砂糖を…

Street Foods in Mexico – メキシコのストリートフード –

タマル (Tamal) トウモロコシ粉でできた生地をバナナの葉で包んで蒸した中南米の料理。コロンブスがアメリカ大陸に上陸する遥か昔から存在していたと言われており、宗教的な儀式の料理として、また神々の供え物として作られてい […]

Read More

Traditional Desserts in Peru – ペルーの伝統的なお菓子 –

ケソ・エラード (Queso Helado) ペルー南部の都市アレキパ発祥の冷たいデザート。牛乳やココナッツ、コンデンスミルク、シナモンなどを、金属製の容器を氷の上で回転させて冷やし固めます。容器の縁に層状に固まったミル […]

Read More

Street Foods in Colombia – コロンビアのストリートフード –

オブレアス (Obleas) コロンビアの露店で多く目にするお菓子。「アレキペ(Arequipe)」と呼ばれるキャラメルソースやチーズ、コンデンスミルク、フルーツジャムなどのトッピングを組み合わせ、薄く丸いウエハースに挟 […]

Read More