World National Beverages – 世界の国民的な飲み物 –

ブレンニヴィーン (Brennivín)、アイスランド

アイスランドのジャガイモから作られる蒸留酒。アイスランド語で「燃えるワイン」を意味するこのお酒は、アルコール度数が40度とかなり強く地元では「ブラック・デス」とも呼ばれています 。

アイリッシュ・ウイスキー (Irish Whiskey)、アイルランド

アイルランドで生産される世界五大ウイスキーの一つ。発芽させていない大麦や小麦、ライ麦などを大麦麦芽で糖化・発酵させ、3回蒸留して作られます。ウイスキー独特の琥珀色は、大樽で時間をかけ熟成することで生まれます。(蒸留されたばかりのものは無色透明) 

エスプレッソ (Espresso)、イタリア

イタリア発祥の器具や工程で抽出されたコーヒー。その起源は1884年、イタリア・トリノで世界初のエスプレッソマシンが発明されたのがはじまりです。1906年にミラノ万博で紹介されたことによって世界に広く知られるようになりました。

アルムドゥードゥラー (Almdudler)、オーストリア

オーストリアの国民的ソーダ。レモンバーム、セージ、リンドウといった高山で採れるハーブから作られる飲み物で、1957年誕生以来圧倒的な人気を誇ります。生産量のほとんどが国内で消費されるため、オーストリア国外でお目にかかることは滅多にありません。 

ウーゾ (Ouzo)、ギリシャ

ギリシャで親しまれている蒸留酒。コリアンダーやフェンネル、スターアニスなど様々なハーブやスパイスから作られるお酒で、ギリシャとキプロス島で生産されたもののみ「ウーゾ」と名乗ることができます。(原産地名称保護制度) ストレートや水割り、コーヒーと一緒に…楽しみ方は多種多様です。

シャンパン (Champagne)、フランス

フランスのシャンパーニュ地方特産のスパークリングワイン。17世紀頃、ベネディクト会の修道士、ドン・ペリニヨンによって発明されたといわれています。ある時、発酵の残っているワインをコルクで栓をして翌年開けてみると、ワインの中に炭酸が含まれこれまでとは異なる味わいになったのだとか。

スパークリングワインはイタリアやドイツ、スペインなどでも作られますが、アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(AOC : Appellation d’Origine Contrôlée)の定めた規格に沿って製造されたもののみが「シャンパン」を名乗ることができます。

ベルギービール (Belgian Beer)、ベルギー

ベルギーはドイツと並ぶビール大国です。ベルギービールは、様々なホップやハーブ、果実を使用した多種多様なものが生産されており、国内には1,500以上の銘柄があります。その種類の多さもさることながら、グラスやコースターも銘柄ごとにデザインが異なり、あらゆる所にメーカーの独自性を感じることができます。

ウォッカ (Vodka)、ロシア

「ささやかな水」を意味するロシアの代表的な蒸留酒。じゃがいもや大麦、ライ麦、小麦などのデンプンから糖分を抽出して作られます。その起源はロシアとポーランドの間で議論が続いているようですが、14世紀のモスクワ公国時代にはウォッカに関する記録が残されています。

今や世界で広く親しまれているウォッカですが、様々な地域で製造されるようになったきっかけとなったのは1917年のロシア革命以降。革命によって亡命したロシア人が亡命先でウォッカを伝えたといわれています。

モヒート (Mojito)、キューバ

キューバ・ハバナ発祥ののカクテル。ラム酒をベースにライム、ミントの葉、砂糖、ソーダ水などから作られるもので、その起源はキューバに渡ったイギリスの海賊もしくはキューバ国内のサトウキビ畑で働いていた黒人奴隷と諸説あります。20世紀アメリカの小説家・ヘミングウェイが愛したカクテルとしても有名です。

ピスコ (Pisco)、ペルー

ペルーのピスコ郡で生まれたブドウの蒸留酒。ワインの生産が禁止されていたスペイン統治時代、これに替わるものとして生み出されたのがピスコでした。ピスコはチリでも生産されているため、どちらが本家であるかを巡ってしばしば論争になるのだそう 

スペイン統治時代、ペルーでのワインの生産が禁止されており(この地の良質なワインがスペインのワイン産業を圧迫していたため)、ワインに替わるものとして生み出されたのが起源であるといわれています。

ミントティー (Mint Tea)、モロッコ

モロッコの代表的な飲み物の一つ。緑茶/フレッシュミント/砂糖から作られるもので、社交の場にはなくてはならない存在です。宗教上お酒が禁じられているため、それに代わる嗜好品として楽しまれており、別名「モロッカン・ウイスキー」とも呼ばれています 。

アイラン (Ayran)、トルコ

ヨーグルトに塩と水を加えて撹拌したトルコの伝統的な発酵飲料。ケバブなどの肉料理と相性がよく、食堂やカフェ、レストラン、ファーストフード店などあらゆる所で提供されています。

トルコの大統領レジェップ・タイイップ・エルドア (Recep Tayyip Erdoğan) は、2013年イスタンブールで開催されたグローバルアルコール政策会議 (Global Alcohol Policy Conference)でトルコの国民的な飲み物はアイランであると述べたのだそう。

ラッシー (Lassi)、インド

インドの国民的なヨーグルト飲料。ダヒと呼ばれるインドのヨーグルトをベースとし、水、スパイス、フルーツなどを加えて作られます。イチゴやマンゴー、ローズウォーターなどの甘いラッシーの他、塩や黒コショウ、にんにくなどから作られる塩味のものもあります。

ソジュ (Soju)、韓国

韓国の国民的蒸留酒。米や麦、さつまいも、タピオカなどを原料にしたお酒で、 “韓国焼酎”の名称でも知られています。13世紀、高麗時代にモンゴル経由でペルシアから蒸留技術が伝わったとされ、当時は薬としての役割も担っていたそうです。

タピオカミルクティー (Bubble Tea)、台湾

ミルクティーに大粒のタピオカパールが入った台湾の飲み物。その起源は1980年代、台中のお茶専門店「春水堂茶室」で考案された説が有力であるものの、台南の「漢林茶室」という説もあります。

1990年代にアジアの若年層を中心に急速に広まり、今やアメリカやアフリカなどアジア地域以外でも広く親しまれるようになりました。

Photo by Xiaomage de

白酒 (Baijiu)、中国

世界三大蒸留酒の一つとされている中国の伝統的な蒸留酒。コーリャン(中国産のモロコシの一種)を中心に、小麦や豆類、とうもろこし、じゃがいも、さつまいもなどを原料としたもので、中国料理と一緒にたしなむのが一般的です。

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