

カヴァルマ (Kavarma)
ブルガリアの煮込み料理。「ギョヴェチェ(Gyuveche)」と呼ばれるブルガリアの伝統的な土鍋を使って、豚肉(もしくは鶏肉)と野菜をトマトで煮込んで作られます。チーズや卵がトッピングされることが多いですが、地域や家庭によって様々なカヴァルマがあるのだそうです。

ショプスカ・サラタ (Shopska Salata)
ブルガリアの国民的な料理の一つ。角切りにしたトマトやきゅうり、たまねぎなどに塩をふり、ヒマワリ油をかけ、上から「シレネ」(バルカン諸国で親しまれている白チーズ)をトッピングして作られます。主に夏の季節に多く供される料理で、その鮮やかな色合いはブルガリアの国旗を想起させます。
1950年代、ブルガリアで現存する最古の旅行会社といわれる「バルカンツーリスト」のシェフが、観光客を惹きつける料理として考案したのがはじまりだといわれています。

タラトール (Tarator)
ブルガリアの冷製スープ。きゅうりやヨーグルト、水、ニンニク、ディル(ハーブの一種)、クルミ、オリーブオイルなどから作られます。前菜として供されるのが一般的で、食が細くなりがちな暑い夏の季節に特に親しまれています。

バニツァ (Banitsa)
ブルガリアの朝食の定番の一つ。薄いフィロ生地にチーズやほうれん草、かぼちゃなど様々な食材を包んで焼き上げたもので、地域や家庭によって多種多様のバニツァが作られます。
ブルガリアでは新年を祝う行事食としても供されることがあり、この時期のバニツァには中にコインや願い事が書かれた紙が詰められて作られます。
RECOMMENDED POST
[blogcard url=”https://worldvoyage.site/world-local-cuisine”]