

レシュティ(Rösti)
スイスのポテトパンケーキ。卵・チーズをのせたり、野菜・ベーコンを混ぜたりなど様々な種類があります。主にドイツ語圏で供されることが多く、フランス語圏ではあまり親しまれていないことから、これらの言語圏の境界線は「レシュティの溝 (Röstigraben)」と呼ばれています。
もともとスイス中西部・ベルン州の農民が朝食として食していたという説がありますが、実際はレシュティの起源に関して明確に記された資料や文献は見つかっていないそうです。

チーズフォンデュ (Fondue)
チーズを白ワインで溶かして食べるスイスの伝統料理。アルプス山岳地域を中心として親しまれている料理で、角切りパンにチーズを絡ませていただきます。その名称はフランス語で“Fondue (溶かした)”を意味します。チーズの種類やワインの分量、調味料などは地域によって異なるそう。

ラクレット (Raclette)
スイス・ヴァレー州で親しまれている料理。チーズの断面を直火で温め、溶けた部分を削いでじゃがいもなどに絡めて食べます。
もともとヴァレー州の山岳地帯に住んでいた人々が焚火のそばでチーズを溶かして食べていたのがはじまりだそうです。現在は専用の器具を使用してチーズを溶かすのが主流となっています。

コルドン・ブルー (Cordon Bleu)
薄く叩いた肉にハムやチーズを包んで油で揚げる、もしくは焼いたスイスの料理です。その名称はフランス語で「青いリボン」を意味し、これは16世紀フランスで最も栄誉ある騎士団が着用していた勲章(青いリボンに結ばれた十字架)に由来します。
この勲章は最高位の騎士にのみ授けられたものだったため、後に最高の基準を表す言葉として「青いリボン」が広まり、優れた料理人またはその料理に対しても使われるようになりました。

カプンス (Capuns)
スイス・グラウビュンデン刻んだベーコンなどの具材が入った小麦粉で練った団子のような生地を、「スイスチャード」と呼ばれる大きな葉で包んだ料理。一般的にクリームソースやチーズをかけて食べますが、家庭によって中に入れる具材や仕上げのソースなどには様々なものがあります。

ツォップフ (Zopf)
「三つ編み」を意味するスイスやドイツ、オーストリアで親しまれているパン。その名の通り、編み込んだ形が特徴のパンで、日曜日の朝食に食べる習慣があります。スイス民俗誌“Folklore suisse”(1964年)によれば、1470年にはすでに“Züpfe”と呼ばれるパンがスイス・ベルンで作られていたのだそう。
諸説ありますが、ツォップフは古代における埋葬の儀式と関連するという説があります。かつて未亡人となった女性が、夫の埋葬の際に三つ編みにした髪を一緒に埋めていた習慣があったものの、後にその髪がパンに置き換えられたのだとか。
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