

シェチェルブラ (Shekerbura)、アゼルバイジャン
アゼルバイジャンの代表的なお菓子。クルミやヘーゼルナッツ、粗糖(精製していない砂糖)がクッキー生地に包まれた焼き菓子です。
餃子のような見た目が印象的で、生地の表面には幾何学模様が施されています。一口かじるとナッツと粗糖のザクザクとした食感とカルダモンのエキゾチックな香りが口の中に広がります。

クルフィ (Kulfi)、インド
インドの伝統的なアイスクリーム。風味付けしたミルクを煮詰めて凍らせたもので、その味わいはとても濃厚。南アジアを中心とした広い地域で親しまれており、ピスタチオやローズウォーター、サフラン、カシューナッツなど様々なフレーバーが楽しめます。

ラピス・レギット (Lapis Legit)、インドネシア
インドネシアのレイヤーケーキ。ナツメグやクローブ、シナモンなどのスパイスがふんだんに使用した生地を型に薄く流し込み、表面を焼いてはまた次の層を重ねるという工程を繰り返して作られます。
オランダ統治時代に地元のスパイスとヨーロッパの製菓技術が融合して生み出されたと考えられており、オランダ語では「スペックーク (Spekkoek) 」と呼ばれています。インドネシアの旧正月「イムレック (Imlek) 」や断食明けの祝祭「レバラン (Lebaran) 」、クリスマスなどの特別な機会に食べる習慣があります。

ホットク (Hotteok)、韓国
小麦粉の生地で黒砂糖や蜂蜜などを包み、平たく焼き上げた韓国のパンケーキ。その起源は19世紀後半、韓国に移民してきた中国商人によって生み出されたのが始まりであるといわれています。
市場や屋台の定番の軽食としても知られ、甘いもののみならず中にナッツやチャプチェが入ったセイボリー系のものまで種類豊富にあります。

アイス・カチャン (Ice Kacang)、シンガポール
シンガポールやマレーシアで親しまれている氷菓。小豆やスイートコーン、「アタップチー(Attap Chee)」と呼ばれるニッパヤシの実などの具材の上に細かく削られた氷を盛り、さらにその上に様々なシロップやトッピングをのせて作られます。

カオニャオ・マムアン (ข้าวเหนียวมะม่วง / Khao Niao Mamuang)、タイ
タイ語で「カオニャオ (ข้าวเหนียว) 」=「もち米」、「マムアン (มะม่วง) 」= 「マンゴー」を意味するデザート。その名の通り、蒸したもち米にマンゴーが添えられ、上からココナッツミルクをかけて食べます。
その起源について明確に記された書物は残されていませんが、現在のようにもち米とマンゴーを組み合わせて食べるスタイルが広く親しまれるようになったのは、ラーマ5世 (1853年 ~ 1910年) の治世下であったといわれています。

豆花 (Douhua)、台湾
台湾で親しまれているスイーツ。豆乳を固めたものに、ピーナッツ/タロイモ/タピオカなどのトッピングやシロップをかけたデザートです。
その発祥は中国で、漢王朝時代には豆花の原型が生まれていたそう。台湾ではスイーツとして愛されていますが、中国では食事としてのメニューも豊富です。

ユエピン (月饼 / Mooncake)、中国
月を祭る陰暦8月15日の「中秋節」 (Mid-Autumn Festival / Moon Festival)に食される中国のお菓子。小麦粉やラード・砂糖・卵などから作られた皮で、小豆や木の実、ドライフルーツなどを包み、月に見立てて丸く平たい形に仕上げます。
栗や梨、柿などの丸い果物と一緒に月に供えたり、家族で集って満月を眺めながら食べる習慣があります。

ハロハロ (Halo-Halo)、フィリピン
フィリピンの氷菓子。ミルクやシロップをかけたかき氷に、果物や甘く煮た豆・芋類、タピオカ、アイスクリームなど様々なトッピングが乗ったデザートです。その名称は、タガログ語で「ごちゃまぜ」を意味し、実際にかき混ぜて食べるのがフィリピン流です。

チェー (Chè)、ベトナム
甘く煮た豆やタピオカ、フルーツなど多種多様な具材を組み合わせ、上からココナッツミルクやシロップなどをかけたベトナムのデザート。路上の屋台や食堂で販売されていることが多く、温かいチェーと冷たいチェーがあります。
温かいショウガシロップに団子が入った「チェー・チョイ・ヌオック (Chè Trôi Nước)」や、ココナッツミルクにバナナやタピオカなどが入った「チェー・チュオイ (Chè Chuối)」、ココナッツミルクととうもろこしを組み合わせた「チェー・バップ (Chè Bắp)」など、地域によってバリエーションに富んだものが供されています。

ロティ・ティシュ (Roti Tisu)、マレーシア
「ロティ (Roti)」は「パン」、「ティシュ (Tisu)」は「薄い紙」を意味するスイーツ系のフラットブレッド。その名の通り薄くのばした生地を鉄板で焼き上げ、円錐形に丸めて供されます。お店によっては生地の長さが非常に長いものがあり、生地にはコンデンスミルクやチョコレートソース、ザラメ、ハチミツなど様々なトッピングがかかっているのが一般的です。
● その他の地域
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参考
・tasteatlas:https://www.tasteatlas.com/
・THE PASTRY COLLECTION 日本人が知らない世界の郷土菓子をめぐる旅 PART2 アジア編 郷土菓子研究社・林 周作 (著)
・世界の郷土菓子: 旅して見つけた! 地方に伝わる素朴なレシピ 林 周作 (著)








