

カウサ・レジェーナ (Causa Rellena)
ペルーの郷土料理の一つ。アヒ・アマリージョ(黄色い唐辛子)やレモンなどが入ったマッシュポテトと、鶏肉やマグロ、アボカドなどの具材を、層になるよう型に入れて仕上げた”ペルー風ポテトサラダ”です。料理の前菜として提供されることが多く、バゲットとの相性も抜群だそう。

アンティクーチョ (Anticucho)
ペルーの串焼き料理。一般的に牛のハツ(心臓)をタレに漬け込み、串に刺したものを炭火で焼いて作られます。露店で提供されていることが多く、中南米諸国で広く親しまれています。その歴史はスペイン統治時代以前に遡るともいわれており、当時はリャマの肉が食されていました。
大航海時代以降、ヨーロッパの食材や食文化が入り、この時期にリャマに代わって牛肉を用いたアンティクーチョが作られるようになりました。

タマル (Tamales)
ペルー風のちまき。トウモロコシ粉でできた生地をバナナの葉で包んで蒸した料理で、中には肉や玉子、オリーブの実、ピーナッツ、唐辛子などが入っています。タマルは歴史が古く、今でも南米地域の広い範囲で親しまれています。

セビーチェ (Ceviche)
中南米地域で親しまれている魚介のマリネ。生の魚介類をかんきつ類の果汁を和えて作られます。現地の人類学者によれば、およそ2,000年以上の歴史があり、ペルーの国民的な料理としても知られています。2023年にペルーのセビーチェは、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

ロコト・レジェ-ノ (Rocoto Relleno)
ペルー南部の都市・アレキパ発祥とされる料理。ロコト(南米・アンデス地方で生産されている唐辛子の一種)に炒めたひき肉やチーズなどを詰めて、オーブンで焼いて作られます。ロコトは生だと非常に辛味が強いため、塩や酢を加えた湯で煮て、辛さを抑えてから調理に使用されます。

パン・コン・チチャロン (Pan con Chicharron)
ペルーの首都・リマを中心とした地域で親しまれるサンドイッチ。チチャロンとは豚肉を茹でてから豚脂で揚げ焼きにしたもので、さつまいもの素揚げや「サルサ・クリオージャ」と呼ばれる玉ねぎのレモンマリネなどとともにパンに挟んで供されます。
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