Local Desserts in Australia – オーストラリアの郷土菓子 –

アンザックビスケット (Anzac Biscuits)

第一次世界大戦中に誕生したビスケット。オーツ麦や小麦粉、ゴールデンシロップ、ココナッツフレークなどから作られるもので、かつて戦場にいる兵士たちの食料として祖国に残っている女性たちによって作られたといわれています。

アンザックとは、1915年トルコのガリポリの戦いに参加したオーストラリア・ニュージーランド連合軍団のことで、毎年4月25日は彼らを讃え、追悼する日として「アンザックデー」が制定されています。

キャラメルスライス (Caramel Slice)

1970年頃に誕生したお菓子。ビスケット生地にキャラメル、ミルクチョコレートの3層で構成されています。スコットランド発祥のショートブレッドをもとに作られたのが始まりで、“キャラメルショートブレッド”や“ミリオネアショートブレッド”などの別称で呼ばれることもあります。

ゼリースライス (Jelly Slice)

オーストラリアとニュージーランドで親しまれているデザート。ビスケット生地にコンデンスミルクのゼリー、フルーツのゼリーの3層で構成されています。伝統的なものはイチゴのゼリーを使ったものですが、他にもマンゴーやパッションフルーツを使用したゼリースライスもあります。

パブロワ (Pavlova)

オーストラリア/ニュージーランドで愛されているお菓子。メレンゲの生地に生クリームとフルーツで飾り付けしたケーキです。1920年代にツアーで訪れたロシア人バレリーナ/アンナ・パブロヴァに提供したことが始まりであるといわれていますが、その起源には諸説あるそう。

ラミントン (Lamington)

クイーンズランド州発祥のデザート。キューブ型のスポンジ生地をチョコレートソースでコーティングし、その上から乾燥させたココナッツをまぶした伝統的なケーキです。

その名称は19世紀クイーンズランド州の知事を務めたラミントン卿に由来し、来客のために料理人に作らせたのが始まりであるといわれています。

世界の郷土菓子: 旅して見つけた! 地方に伝わる素朴なレシピ

24 歳のパテシィエが、その熱い想いを胸に3年半の歳月をかけ、
自転車でユーラシア大陸を横断!
西欧から東欧、中東、アジアまで 32 ヶ国を自分の足でめぐり、300種以上の郷土菓子を食べ尽くす。

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