Local Cuisines in Sweden – スウェーデンの郷土料理 –

クネッケブレッド (Knäckebröd)

スウェーデンで親しまれている平たいクラッカー状のパン。バターやハム、野菜をのせたオープンサンドにして朝食に食べられるのが一般的です。数百年の歴史があると言われており、その名称は「パリッ」と音を立てることを意味する「クラッケン」に由来するそうです。

スモーガストルタ (Smörgåstårta)

スウェーデン発祥の北欧料理の一つ。マヨネーズやクリームチーズなどで全体を覆われたでサンドイッチの層に、野菜やハム、エビ、サーモン、卵などを盛り付けて作られます。

スウェーデン語で「サンドイッチケーキ」を意味し、その名が示す通りデコレーションケーキのような華やかさが印象的です。誕生日や結婚式、パーティーなど特別な日に食されるのが一般的です。

ハッセルバックポテト (Hasselbackspotatis)

スウェーデンのベイクドポテト。じゃがいもに細かい切り込みを入れ、オーブンで焼き上げた料理で、トッピングとしてパン粉やチーズ、ベーコン、パセリなどが使われていることもあります。

その起源は1953年、ストックホルムにあるハッセルバッケンレストランの見習い料理人だったレイフ エリソン(Leif Elisson)氏によって考案されたのが通説とされています。

ショットブッラル (Köttbullar)

スウェーデンのミートボール。国民食として親しまれている料理で、ブラウンソースやコケモモジャム(リンゴンベリージャム)、マッシュポテトなどと一緒に食べるのが一般的です。

各家庭でそれぞれのレシピが存在するともいわれており、使用する肉(牛・豚・子羊・ヘラジカ)やスパイスの種類、合わせるソースなどが多種多様です。日常的に親しまれている料理ですが、スウェーデンのクリスマス「ユール」の際にも食べる習慣があります。

フレスクパンカーカ (Fläskpannkaka)

スウェーデンのパンケーキ。薄切りにした豚肉もしくはベーコンが入った生地を焼き上げた料理で、コケモモジャム(リンゴンベリージャム)と一緒に食べるのが一般的です。

よく目にする丸く平たいパンケーキとは異なり、生地は分厚くオーブンで焼いて作られるのが特徴です。その名称はスウェーデン語で“Fläsk”=「豚肉」 、“Pannkaka”=「パンケーキ」を意味します。

ヤンソンス・フレステルセ (Janssons Frestelse)

「ヤンソンの誘惑」という名称で知られるスウェーデンの家庭料理。じゃがいもとアンチョビを重ね、生クリームを加えてオーブンで焼き上げます。一年を通して親しまれている料理ですが、特にクリスマスの時期に多く食されます。

スウェーデンの公的機関である“Sweden.se”(The Swedish Institute)によれば、その名称の由来は、19世紀スウェーデンのオペラ歌手、ペレ・ヤンソン氏 (Pelle Janzon)に因んで付けられたといわれています。

ラックスソッパ (Laxsoppa)

スウェーデン語で “Lax” =「サーモン」、“Soppa” =「スープ」を意味する料理。サーモンやじゃがいも、ニンジン、たまねぎ、牛乳(もしくは生クリーム)などから作られ、ディルと呼ばれるハーブで風味付けされます。フィンランドでは“Lohikeitto”という名称で知られています。

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