

ターリー (Thali)、インド
ヒンディー語で「大皿」を意味するインドの定食。地域によって多少異なりますが、主食(米/ナン/ロティ)、ダール(豆カレー)、野菜料理、デザートなどが一般的です。インドの伝統医学アーユルヴェーダに基づき、6つの味(甘/塩/苦/酸/渋/辛)の料理がバランスよく構成されています。

ナシゴレン (Nasi Goreng)、インドネシア
“Nasi”(ご飯)、“Goreng”(揚げる)を意味するインドネシアの郷土料理。朝ごはんの定番としても知られる料理で、材料や味付けは地域によってさまざまなものがあります。
中国の炒飯もしくは中近東のピラフから独自に変化を遂げたといわれていますが、その由来は明らかにされていません。インドネシア以外にも、マレーシアやシンガポールなど周辺国でも親しまれています。

プロフ (Plov)、ウズベキスタン
ウズベキスタンの代表的な郷土料理。油で炒めた羊肉・牛肉などの肉類や玉ねぎ、ニンジン、ニンニクなどの具材を米とスパイスとともに炊いて作られます。
日常的な食事としてのみならず、結婚式や新年などの特別な日や客人をもてなす際にプロフが供されます。2016年には「プロフに関わる文化・伝統」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。

プルコギ (Bulgogi)、韓国
韓国の代表的な肉料理。下味を付けた牛肉や野菜を焼いたり、煮たりして作られるもので、その名称は「プル (불)」=「火」、「コギ (고기)」=「火」を意味します。高句麗時代 (紀元前37年 ~ 668年)より食されていた「貊炙 (メッチョッ)」が起源とされています。
李氏朝鮮時代(1392年 ~ 1897年)には、下味を付けた牛肉を炭火で焼いた「ノビアニ」が宮中で作られるようになり、現在のプルコギへと変化を遂げていったと考えられています。

海南鶏飯 (Hainanese Chicken Rice)、シンガポール
茹でた鶏肉とそのゆで汁で炊いたご飯を組み合わせたシンガポールの代表的な郷土料理。中国南部・海南島の移民によって伝えられた料理で、タイの「カオマンガイ (Khao Man Kai)」やマレーシアの「ナシ・アヤム (Nasi Ayam)」など、東南アジア諸国では海南鶏飯から派生した料理として様々なチキンライスが存在します。

ミヤンカム (Miang Kham)、タイ
“1口で色々なものを食べる”を意味するタイの伝統的な軽食。ココナッツ/ライム/エシャロット/唐辛子/ピーナッツなどの具材を葉や蓮の花びらに包んでいただきます。 タイ宮廷料理を起源とする料理で、現在は屋台やレストラン、ホテルなど様々な場所で提供されています。

葱抓餅 (Cong You Bing)、台湾
細かく刻んだネギが入った生地を平たく焼き上げたパンケーキ。その起源は中国が発祥とされていますが、今では台湾をはじめその他のアジア諸国でも屋台料理として広く親しまれています。
イタリアの代表的な料理・ピザは、かのマルコ・ポーロが中国から持ち帰った葱油餅が原型であるという俗説がありますが、そもそもピザはマルコ・ポーロが中国へ渡る13世紀よりも歴史が古いと考えられていることから、実際両者は無関係なのだそうです。

粽子 (ゾンズ / Zongzi)、中国
中国の伝統行事 “端午節”に食されるちまき。もち米と具材を笹の葉に包み、茹でたり蒸したりして作られます。戦国時代、腐敗した政治に抗議して川に身を投げた詩人・屈原の死を悼んだ漁師達が、葉で包んだご飯を川に投げいれることで、魚や悪竜から彼の身体を守ろうとしたことが始まりであるといわれています 。

ダルバート (Dal Bhat)、ネパール
ネパールの郷土料理のひとつ。レンズ豆のスープにごはんを添えた定食のような料理です。一般的には、タルカリ(野菜のおかず)やアチャール(漬物)などが付きますが、お店や家庭によっておかずの組み合わせや味付けにはさまざまなものがあります。

チキンカラヒ (Chicken Karahi)、パキスタン
パキスタンで親しまれている鶏肉料理。カラヒとは、底の深い中華鍋のような鍋のことをいい、チキンカラヒを調理する際に使われます。鶏肉やトマト、生姜、ニンニク、その他様々なスパイスを使った料理で、インドでも北部を中心に人気があります。

ホットシログ (Hotsilog)、フィリピン
「シログ」と呼ばれるフィリピン流定食の一種。シログとはガーリックライスと目玉焼き、おかずがセットになった料理で、ホットシログはこのセットにソーセージが含まれています。
この他にも、コーンビーフと玉ねぎを炒めたおかずが入った「コーンシログ」や甘辛く味付けした豚肉(トチーノ)が入った「トシログ」などがあり、朝食の定番メニューとして親しまれています。

フォー (Pho)、ベトナム
ベトナムを代表する米麺料理。ベトナム北部・ナムディン発祥とされ、南北でスープや麺の太さ、トッピングが異なります。意外にもフォーの歴史は20世紀初頭と比較的浅く、1975年ベトナム戦争終結後、国外へ亡命したベトナム人によって世界中に広まったといわれています。

ナシレマ (Nasi Lemak)、マレーシア
マレーシアを代表する国民食。ココナッツミルクで炊いたご飯のことで、ナシ(Nasi)は「ごはん」、レマ(Lemak)は「油分」を意味します。ナシレマには、さまざまな付け合わせが添えられており、ゆで卵やきゅうり、小魚、サンバルソース(辛味調味料)などがあります。

ボーズ (Buuz)、モンゴル
モンゴルの代表的な料理のひとつ。細かく刻んだ肉を小麦粉の皮で包んで蒸した、中国の小籠包のような料理です。旧正月(ツァガーンサル)やお祝いの席に欠かせない一品で、行事前になると千個単位のボーズが造られます。準備したものは、冬場零下40℃にもなる戸外で自然冷凍して保存します。
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