

ポリッジ (Porridge)
オート麦を水や牛乳で煮込んで作られるスコットランドのお粥。伝統的には「スパートル (Spurtle)」と呼ばれる木製の調理器具を用いて作られ、お好みでフルーツやハチミツ、バター、砂糖、塩などを加えて供されます。古くからスコットランドでは料理を時計回りにかき混ぜると悪魔を払う、または幸運が訪れると信じられており、ポリッジを作る際も時計回りにかき混ぜて作る習慣があります。

フル・スコティッシュ・ブレックファスト (Full Scottish Breakfast)
いわゆる英国の「フルブレックファスト」。卵、ポークソーセージ、ブラックプディング、フライドトマトなどが主な内容ですが、その他にスコットランド独特なものとしてハギスやタティスコーン、ローンソーセージなどが添えられています。
その歴史は19世紀半ばにさかのぼり、ビクトリア朝時代の人々にとって富ともてなしの精神を示すのに重要な役割を果たしていたといわれています。

ドロップ・スコーン (Drop Scone)
「スコッチパンケーキ」とも呼ばれるスコットランドのミニパンケーキ。1959年にアメリカのアイゼンハウアー大統領がスコットランドのバルモラル城を訪れた際に、エリザベス女王自らが振舞ったことでも知られています。朝食や軽食として食されることが多く、バターやジャム、メープルシロップなどを添えて供されるのが一般的です。
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