Traditional Cultures in Japan -【都道府県別】日本の伝統文化 –

アイヌ古式舞踊 (Traditional Ainu Dance)、北海道

アイヌの人々によって受け継がれている民俗芸能。先祖や神 (カムイ) に対して敬意や感謝を表した儀式舞踊や、生き物の動きを模した模擬舞踏、ユーモラスな娯楽舞踊など様々な種類があります。

青森ねぶた祭り (Aomori Nebuta Festival)、青森県

秋田県の「秋田竿燈まつり」、宮城県の「仙台七夕まつり」と並んで「東北三大祭り」の一つ。歌舞伎や歴史・神話を題材に作られた「人形ねぶた」と呼ばれる山車に続き、「跳人 (ハネト) 」と呼ばれる踊り子が掛け声を上げながら市内を踊り歩きます。

その起源は七夕に行われた厄払いの灯籠流しだと考えられており、その灯籠が江戸時代後期には華やかな山車に変化したといわれています。

Photo by 秋田県観光連盟

ナマハゲ (Namahage)、秋田県

秋田県・男鹿半島に伝わる民俗行事。大晦日の夜にナマハゲに扮した青年たちが奇声を上げながら地域の家々を巡ります。ナマハゲは悪事を諌め、災いを祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪神であり、ナマハゲを迎える家では料理や酒を準備して丁重にもてなします。

Photo by 岩手県観光協会

早池峰神楽 (Hayachine Kagura)、岩手県

岩手県花巻市に伝わる伝統芸能。大償地区に伝わる「大償 (おおつぐない) 神楽」と岳地区に伝わる「岳 (たけ) 神楽」を総称した神楽座です。大償神楽は七拍子で優雅な舞いであるのに対して、岳神楽は五拍子で荒々しい舞いを特徴としています。早池峰山を霊場とする修験者によって伝えられ、500年以上にわたって舞い継がれてきたといわれています。

仙台七夕まつり (Sendai Tanabata Festival)、宮城県

青森県の「青森ねぶた祭り」、秋田県の「秋田竿燈まつり」と並んで「東北三大祭り」の一つ。仙台藩初代藩主・伊達政宗公 (1567~1636年) の時代から続く伝統行事として受け継がれ、地元では「たなばたさん」の名称で親しまれています。

10m程の高さがある豪華絢爛な笹飾り「吹き流し」が有名で、毎年各商店会が工夫を凝らし手作りによって作られます。笹飾りはこの「吹き流し」を含め、「7つ飾り」と呼ばれる7種類の飾り (短冊、巾着、くずかご、投網、折り鶴、吹き流し) が商売繁盛、無病息災など様々な願いを込めて飾られます。

南須釜念仏踊り (Minami Sugama Nenbutsu Odori)、福島県

福島県・玉川村で江戸時代より受け継がれている民俗芸能。亡くなった親族の御霊を供養するために毎年4月3日と8月14日に奉納され、色鮮やかな衣装や花笠などを身に着けた少女たちが、白扇子や「綾竹」呼ばれる道具を手に踊ります。

Photo by 山形県観光物産協会

加勢鳥 (Kasedori)、山形県

山形県・上山市に江戸時代から伝わる民俗行事。「ケンダイ」と呼ばれる藁蓑 (わらみの) を被った神の化身とされる「加勢鳥」たちに水をかけ、五穀豊穣や商売繁盛などを祈ります。「加勢鳥」から抜け落ちた藁は縁起物とされており、これで女の子の髪を結うと、黒髪の豊かな美人になると伝えられています。

Photo by 観光ぐんま写真館

湯もみ (Yumomi)、群馬県

群馬県・草津温泉の江戸時代から続く伝統文化。草津温泉の源泉は約50℃と高温で、そのまま入浴することができません。そこで、約180cmの板で湯を攪拌して空気に触れさせることで適温まで湯を冷ます「湯もみ」が考案されました。「湯もみ」を行う際は、調子を取るために「湯もみ唄」と呼ばれる草津温泉を代表する民謡が唄われます。

Photo by 栃木県観光物産協会

間々田のじゃがまいた (Mamada no Jagamaita)、栃木県

栃木県・小山市間々田に伝承される蛇祭り。各町内ごとに竹や藁、シダの葉などを用いて作られた巨大な蛇体を担ぎ、「ジャーガマイタ、ジャガマイタ」と掛け声とともに間々田八幡宮へ向かいます。蛇体を池に入れ農作物のための降雨を祈ったり、町内を練り歩き五穀豊穣や疫病退散などを祈願したりします。

Photo by (一社)埼玉県物産観光協会

鴻巣びっくりひな祭り (Konosu Bikkuri Hinamatsuri)、埼玉県

埼玉県・鴻巣市で催されるひな祭り。高さ7m、31段ある「ピラミッドひな壇」にひな人形が1605体が飾られます。鴻巣市は江戸時代から人形作りが盛んに行われており、その伝統は約400年の間職人たちによって受け継がれ、今に伝えられています。

Photo by (公社)千葉県観光物産協会

火渡り修行 (Fire-Walking Festival)、千葉県

千葉県・神崎町の伝統行事。利根川河川敷において、山伏の装束を身に着けた修験者が燃え盛る炎の中を素足で通り抜け、その後火勢を弱め一般の参加者が家内安全、無病息災を祈願して渡り歩きます。

八王子車人形 (Hachioji Kuruma Ningyo)、東京都

江戸時代の1825年に現在の埼玉県飯能市で考案された人形芝居。「ろくろ車」と呼ばれる車輪付きの箱に腰かけた一人の人形遣いが、一体の人形を操り演じるのが特徴です。人形の両手・両足、首、目、口、眉など細部にわたって操作するため、躍動感に溢れた演技が魅力です。

倭舞 (やまとまい) と巫子舞 (みこまい)、神奈川県

神奈川県・伊勢原市にある大山阿夫利神社の神前で奉納される舞。明治初期、奈良の春日大社から伝授されたもので、倭舞11曲、巫子舞9曲が継承されています。倭舞は男子、巫子舞は女子が舞手として奉納し、例年8月28日の秋期例大祭で披露されています。

むこ投げ (Mukonage)、新潟県

新潟県・十日町市で毎年1月15日に開催される小正月の伝統行事。江戸時代から続く奇祭として知られ、前年に結婚した新郎を薬師堂の5m程の高さの境内から雪の斜面へ投げ落とします。これは、地元集落の娘をよその地域の者に奪われた腹いせにその婿を雪の上に放り投げたのがはじまりといわれています。

おわら風の盆 (Owara Kaze no Bon)、富山県

富山県・富山市八尾町の民謡行事。例年9月1日から3日にかけて行われ、編み笠を目深に被った踊り手が三味線や胡弓 (こきゅう)などの楽器に合わせて町を流し歩きます。

9月1日頃は「二百十日」と呼ばれ、台風襲来の時期と稲の開花が重なる災厄日とされてきました。豊作を祈るとともに、風害に遭わないよう願う行事として「風の盆」という呼び名が付けられたと言われています。

あえのこと (Aenokoto)、石川県

石川県・奥能登地域の農家に古くから伝わる農耕儀礼。「あえ」はもてなしを、「こと」は儀礼を意味するといわれており、毎年12月と2月に行われます。収穫を終えた12月は田の神様を家に招き入れ、お風呂に入れたり、食事を供したりして一年の収穫を感謝します。耕作前の2月にも同様のもてなしを行った後、田の神様を田んぼへ送り出し、五穀豊穣を祈願します。

Photo by (公社)福井県観光連盟

三国祭 (Mikuni Festival)、福井県

富山県の「御車山祭」、石川県の「青柏祭」と並び「北陸三大祭」の一つ。坂井市にある三國神社で行われる春の例祭で、江戸時代から約300年以上の歴史を誇ります。明智光秀や明智光秀など勇壮な武者人形を乗せた山車が、市内を巡行します。

Photo by やまなし観光推進機構

富士山お山開き (Mt.Fuji Opening Ceremony)、山梨県・静岡県

冨士山登山シーズンの始まりを告げるとともに登山者の安全を祈願するお祭り。山梨県は7月1日、静岡県は7月10日に開催され、神事や開山宣言などが行われます。

山梨県富士吉田市の北口本宮浅間神社では前日の6月30日に開山前夜祭も催され、「茅の輪くぐり」や登山道入口の鳥居に張った縄を手力男命 (たじからおのみこと) が木槌で断つ「お道開きの儀」などが行われます。

長良川の鵜飼 (Nagara River Ukai)、岐阜県

水鳥の「鵜」を巧みに操り、川魚を捕える伝統漁法。美濃国 (現在の岐阜県)では、7世紀頃から鵜飼が行われていたといわれており、長年時の権力者たちによって保護を受けてきた歴史があります。

織田信長は鵜飼を生業とする者に「鵜匠」という地位を与え、徳川家康は鵜飼で獲った鮎を使用した鮎鮨を好み、江戸へ献上させました。また鵜飼は多くの文化人にも愛され、松尾芭蕉や名優チャールズ・チャップリンも見物に訪れたといわれています。

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